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前世と現世が複雑に絡み合う『ボクラノキセキ3巻』ネタバレと感想

ボクラノキセキ3巻 の表紙は晴澄と春湖。でも、どう見てもベロニカを守ろうとするリダの姿にしか見えない。
そういえば、春湖の金属バットはどこから入手してきたんだろう・・・?
中表紙はバルトとグレンの兄弟コンビ。

現世の級友は前世の敵か味方か。前世と現世が複雑に絡まり合う3巻。

前巻のお話はこちら→ 『ボクラノキセキ2巻』ネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単なあらすじ(ネタバレ少)

何故自分が死んだのか知りたい気持ちと、今の生活を守りたいという気持ちでせめぎ合う晴澄。”前世持ち”が集まり情報整理をするものの、原因究明にはいたらなかった。そんな中で、前世が絡んだトラブルがまた起こる

 

詳細なあらすじ(ネタバレ大)

ベロニカを殺すというのであれば敵だと襲い掛かる広木に対し、春湖は容赦なく魔法で圧倒する。
「俺がベロニカなんだ」という晴澄の言葉が信じられない様子の広木だったが、晴澄(ベロニカ)を守ろうとする春湖(リダ)の姿を見て確信を得た。

春湖に正体を聞かれた広木は、ベロニカとグレンの笑い合う姿を思い出した後に「ベルバニア家末弟、バルト・ベルバニア」と名乗る。
その答えに、春湖はほっとした様子を見せるのだった。

晴澄、春湖、広木、モトの4人で状況整理中、様子を見に来た瀬々が現れる。
これで、晴澄がベロニカであることを知る人物が一人増える。

ベロニカの影武者になろうとしていたという広木。
同時にまた、騎士見習いを名乗るよりは、戦争の真実に近づきやすいんじゃないかと思ったと言う。
城が全滅した理由を知りたいという言葉に、晴澄は薄暗い感情を思い出す。

物思いにふけるゼレストリアメンバーに対し、昔のことだろ?暗い顔するなと瀬々は言う。
「昔のこと」で片づけちゃうのかとモトも反発しようとするが、晴澄はそれを止める。

俺だってしりたいけど
でも俺は
皆見晴澄だから
・・・優先順位の問題だ

一方の教室では、体育館に姿を見せない生徒たちに怒った担任が怒鳴り込んだため、こっちが現実だと皆の意識が切り替わった。

体育館で魔法を使おうという大友に御堂は話かける。
晴澄の正体を知りたがる大友に対し、他人を巻き込むことはしないって約束しないと教えないと交換条件を持ち出した。

晴澄は学校を守る事
最優先で動いてる
・・・あいつを敵に回すことになるぞ

大友に得はない

それは、大友を止めるための御堂の精一杯のはったりだった。

御堂は晴澄に電話をし、教室であった出来事を説明する。
大友(カルロ)が仕切っている事を聞き、友達だ、話せば分かると信頼を見せる晴澄。

けれど御堂は、大友(カルロ)が城を見捨てたと晴澄に告げるが、教皇庁の決定に従ったことにベロニカが恨む筋合いは無いと一蹴してしまう。

城を、ベロニカを助けたかった御堂(ジャレッド)。
けれど、それは個人的な勝手な感情だった事に気付く。
大友(カルロ)を罵りたかったのか、晴澄(ベロニカ)に感謝されたかったのか・・・。
「俺はなんとも思ってない」という晴澄の言葉に御堂はかき乱される。

晴澄もまた、御堂の言葉に動揺をしていた。
持て余している怒りの矛先を明確にしないよう『学校を守る、この場所を守る』と必死に自分に言い聞かせる事で、『皆見晴澄』であることを保とうとするのだった。

そんな中、保健室に運ばれた目黒に対して、手島野もまた「昔のゴタゴタとか身分とか持ち出すのバカらしー」という話をする。

その一方で、『前世が使用人だった』と言う日野を矢沼はいきなり突き飛ばした。
騎士見習いという都築に対しても、口をきく事を許してやろうと高圧的に話す。

学校に前世の文字を書いたのは矢沼だった。

人間関係の構図を変えてやるんだ!
偉いのは誰だ
身分の高い人間だ
そうだろ!?
俺が上だ!
それを解らせてやるんだよ!

前世では王家の傍流の家系で、ユージン王子の近衛の中で居一番高貴な血を持っていたという矢沼。
自分を見下している(と勝手に思っている)手島野達よりも、(前世)の自分が格上である事に優越感を抱いていた。

浮かれる矢沼の前に現れたのは、傘と金づちとで武装をした仁科だった。
思わず悲鳴を上げた矢沼。
悲鳴を聞きつけて、クラスメイト達が集まってくる。

手島野も姿を見せたところで、矢沼は前世の正体を名乗り上げたのだった。

王家の傍流であった矢沼に、ベロニカの城への急襲の理由を知っていたのかと仁科は問い詰める。
そんな事を知らないという矢沼に、手島野の無情な言葉が突き刺さる

まァ
お飾りの近衛隊長じゃ知らなくても無理はないか

作戦をしらされてなかったんなら
お前もしょせん捨ゴマだったって事だろ
フォーゲルクロウ家の息子だろうがなんだろうが
静観させる価値はなかったって事だ

とっさに「お前だって捨てゴマにされたんじゃん!」と言い返した矢沼。
けれど、一切堪えた様子の無い手島野に「だからなんだ」と言われ崩れ落ちる。

そんな矢沼を都築は気遣う様子を見せるが、日野は自業自得だと見捨ててしまう。

一部始終を見ていた晴澄は、いいデモンストレーションになったと呟く。

また、一連の騒動を見ていたクラスメイト達の中で前世の記憶がある者とない者が入り交じっていた。
クラスマッチの前後に、どうにか”関係者”だけを集めて情報の整理を始める。

戦争の真実に対して、誤解があるという広木。
それに対し、モースヴィーグ兵も理由を知らず、真実を知りたいと言う仁科。

広木が皆を『戦争の真実を解明する』方向に誘導しようとする。
それに対し、仁科も乗っかる形で発言をする。

推理・・・
いや推測するんだ

あの時誰がどう動いていた とか
こう言っていた とか
みんなの記憶をつなげてさ!
疑わしい奴を上げていけばいい・・・

という仁科に対して晴澄は

「疑わしい奴」がもしここにいたとして
そいつを吊るし上げるのか?

そもそも責任てなんだ
今負うのか?
裁くのは誰だ

と止めようとするが、たいして思い出してないんだろ?細かい事分かってないのに口を出すなと言われてしまう。

結局、戦争の真実追求することになってしまい、皆を煽った事を晴澄は広木に文句を言うが「皆見に従うとは言っていない」と反論される。

皆見とベロニカは別モノだ 皆見はすっかり皆見晴澄だとどこかがっかりした様子の広木。

御堂もまた春湖に対して「晴澄に協力は出来ない」と言う。彼もまた、ベロニカでありながら、ベロニカとは違う部分のある晴澄に戸惑っていた。

クラスマッチ後に再び集まり、前世の名簿を作ったり状況整理をするが、全員が肝心な所が曖昧だった。
また、戦争の真実を暴くのに消極的な晴澄に対し、何か後ろ暗い人物なんじゃないかと仁科は疑いを持つ。

放課後、上岡が打たれた魔法の跡を確認しに行った晴澄と皆見。
特徴的な痕跡を発見する。
御堂に誰の魔法か聞きに行こうとする晴澄に、春湖は御堂から言われた言葉を伝えると、晴澄は突如笑い出した。

広木の言うように
憎きモースヴィーグを糾弾して?
龍司の言うように
「見捨てた」教会を非難して?
それがベロニカ?
そうしたくてたまらないさ
認めるよ
でもそうしたらだめなんだと
思うこの分が皆見晴澄だ

ベロニカではなく、広木と御堂がが皆見晴澄として見てくれるのが嬉しいのだという。
そして、春湖に対して、自分をどう思うかと問うと、春湖も「皆見のことは皆見晴澄だと思っている」と言う。それでも、護衛であったリダの様にバットを持って守ろうとするのは何故かと再度尋ねる晴澄。
そこに、都築から助けを求める電話が入った。

なんでも、矢沼が魔法で目黒を撃ったという。

駆け出す晴澄と春湖の去ったのち、教室から出てきた大友と御堂。
魔法の跡を確認した大友は、ゼレストリア騎士見習いという都築は嘘をついているのかという。
上岡を襲った魔法は、神官にしか使えない魔法だったのだ。

 

前世の発覚状況

★は晴澄=ベロニカと知る人

ゼレストリア

★皆見 晴澄⇔ベロニカ(王女)
★高尾 晴子⇔リダ・ラザラサーレ(騎士・王女の護衛)
★都築   ⇔オーブリ・ヴィカンデル(騎士見習い)new
七浦 晃  ⇔コットン(騎士見習い)new
★広木 悠 ⇔バルト・ベルバニア(騎士見習い)new
目黒 翔  ⇔シスモント(騎士見習い)new
一ノ瀬ひなた⇔ ニーナ・ブーシェ(侍女)new
榎本 美樹 ⇔コーデリア・ベイン(侍女)new
長谷部 杏奈⇔アデル・オルコット(侍女)new
菊池 孝  ⇔ベント・ドゴー(使用人)new

モースヴィーグ

矢沼    ⇔オーギュスタン・フォーゲルクロウ(騎士・近衛隊長)new
手嶋野 尚 ⇔ヴィンス(騎士)new
仁科    ⇔アシュレイ・ギーバルシュ(騎士)new
★元井   ⇔カルヴィン・プランタード(騎士)更新
木村 真希 ⇔ミミ・ジーノ(侍女)new
福島 実果 ⇔ベラ・アビントン(侍女) new
日野 光介 ⇔?(使用人)new
大木 愛  ⇔カーラ (?)new

教会

大友 辰哉  ⇔カルロ・ヴェールバルド更新
西園 百花  ⇔リリー・エクルストン
槙 優菜   ⇔シドニーnew
★御堂 龍司 ⇔ジャレッド・フロリオ
山田 美月  ⇔パティ・ハーシェル new

不明

★瀬々

 

気になるポイント

  • 神官の使命とはいったい何ぞや
  • ガンガンに『悪い奴は許さねーぞ』と主張するモースヴィーグ兵の仁科
  • 魔法の形で誰の魔法とか、所属とかが分かる
  • 城にいたのが67人、転生したのが現在24人という少なさ

 

感想

春湖ちゃん、なんてところから血付きガーゼ取り出しているのさ・・・。
広木=バルトでほっとしているのは、やっぱりグレンが出てきたら。広木=グレンだったら自分はかなわないって思ってるんだろうな。

前世での価値観と現世での価値観。
前世と現世の遺恨の混ざりあい。
自分の中の前世での相手と現世の相手とのイメージのずれ。
前世で出来ていたことが現世ではできないジレンマ。(特に男から女に変わった広木は、力が足りずに歯噛みしている。)

そういったのが上手く混ざり合って、飲み込まれる者、流す者、必死に耐える者にきれいに分かれて話しが加速していくのが面白い。
なんか、バランスが絶妙です。あと、シーンの切り替えが神がかってるなって思います。

24人少ないというのは、他にもどんどん出てくるのか。それとも、他は魔法じゃなくて物理で死んだから転生していないのか。
・・・魔法で壊れた建物につぶされて死んだ、とかだったらやっぱり転生の対象外なんでしょうかね?

猫成分

☆☆☆☆☆

ネコネコネーコ・・・

 

 

 

 

 

 

次巻はこちら

→ 一難去ってまた一難と波乱の連続な『ボクラノキセキ4巻』ネタバレと感想

 

 

 

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  1. はなひか 2018.12.16 5:33pm

    前世と現世のキャラクターはどこか面影があります。一番似てない大木さんとカーラも、目というか瞳のキラキラ感が似ています。でも、広木とバルトは全然似てないなあ、バルトじゃないんじゃないかと検証しはじめたのが、ボクラノキセキの私の最初の考察です。よく読んでいくと、作家は、広木の場面にグレンの記憶を絡めていて、読者にヒントを与えてくれています。
    また、単行本の中表紙は、他の巻はどの巻も、前世と現世のキャラクターのペアです。ところが3巻だけ、中表紙が グレンとバルトという前世の組み合わせです。ここにもヒントがありました。

    • niboshi 2018.12.18 2:17pm

      >はなひか様

      私も最初の考察のきっかけは広木とバルトでした。
      グレンの記憶と広木への繋がりや、3巻の中表紙など気になる所が満載でしたね。
      ベルアニア家の誰だと問われて、バルトと返すまでの広木の所なども広木の葛藤がよく出ていますよね

    • niboshi 2018.12.18 2:17pm

      >はなひか様

      私も最初の考察のきっかけは広木とバルトでした。
      グレンの記憶と広木への繋がりや、3巻の中表紙など気になる所が満載でした。
      ベルアニア家の誰だと問われて、バルトと返すまでの広木の所なども広木の葛藤がよく出ていますよね

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とくにジャンル問わず読むが、少女漫画やファンタジー、ほのぼの系が多数。メインは漫画、たまに小説。漫画は完全単行本派。時々小説。Landreaall、ボクラノキセキ、クイーンズ・クオリティが特に好きです。小説は有川浩さん、小野不由美さん、上橋菜穂子さんなど。

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