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一難去ってまた一難と波乱の連続な『ボクラノキセキ4巻』ネタバレと感想

ボクラノキセキ4巻

ボクラノキセキ4巻 の表紙は晴澄、広木と御堂。ベロニカである晴澄が、自分の知るベロニカと別物で納得ができていない2人。
中表紙は御堂とジャレッドの現世・前世の組み合わせ。どちらにしても人がよさそうに見える。
そして中表紙の裏は、中学時代の広木とモト、御堂の通学風景。モトの片想いは長いんだねぇ。

ハラハラする魔法合戦が繰り広げられる4巻。前世のせいで皆が切ない恋に身を焦がす。

前巻のお話はこちら → 『ボクラノキセキ3巻』ネタバレと感想

簡単なあらすじ(ネタバレ少)

魔法の力は圧倒的に強い矢沼。何とか動きを止め、手島野への敵対心を緩和しながらもコンプレックスを払拭させるような説得の仕方をする晴澄。やっと矢沼を止めれたと思った矢先、今度は土砂崩れに巻き込まれてしまう

 

詳細なあらすじ(ネタバレ大)

矢沼が魔法で目黒を撃った!
助けて皆見
矢沼あいつ
ベロニカ様の命令ならきくって言った・・・!!

都築からの助けを求める声に応じる晴澄。
春湖と共に向かう途中、昇降口で話し込んでいた広木、モト、瀬々、そして手島野と合流する。

事の発端はこうだった。

手島野にコケにするために文字を書いたんじゃないと悔しがる矢沼。
その発言をたまたま通りがかった目黒が聞いてしまった。
誰にも言わないでと矢沼は頼んだが、目黒は捨て置けないと言う。

そんな目黒を矢沼は魔法を撃つと脅すが、都築も目黒もとっさに「馬鹿っ」と言ったため、更に逆上。
本当に魔法を撃ってしまったのだ。
その場では、何とかかすり傷だけで済んだ目黒だったが、身の危険をその場を逃げ出し裏山へと向かう。
そして矢沼をそれを追って行くのを、都築はただ震えながら隠れて見ているだけしかできなかった。

話を聞き、晴澄は目黒の救出を決める。
騎士の協力を求めるが、都築は行かないと言う。
都築の様子を見て、戦力は欲しいが命令するわけには行かないと考えた晴澄。

都築と瀬々にはその場に残る様に伝え、騎士である残りのメンバーに行くかどうかをよく考えて決めるよう伝える。
言われた広木、モト、手島野の3人は行かない理由はないと意外そうな顔をするが、晴澄は言葉を重ねる。

みんなの中にあるのは騎士の矜持―
しかし国という後ろ盾や県を捧げる主はいない
剣すらここにはない
勝っても勲章は与えられない
心でも家族は名誉と讃えない!
みんなを騎士たらしめているのは観念のみで―
それは自己満足に終わる世界だ
戦う理由を新しく―
頭の中にイメージだ
それができる奴だけ一緒に来てくれ

結局、放っておけない、見捨てられないという事で晴澄、春湖、広木、モトと手島野が目黒の救出に向かう事になる。
そんな中、手島野が『自分の前世が誰か分からない』晴澄が行って大丈夫かと心配をするが、初歩の魔法と『魔法をはね返す魔法』が使えると聞き、晴澄がベロニカであると気づく。
手島野(ヴィンス)は、ベロニカが魔法をはね返す所を見た事があったのだった。

優先順位を決めておく
まず”死ぬな”
なにがあっても
2つ目は”殺すな”
3つ目”目黒を救出”
4つ目”矢沼を止める”
敵を倒す戦いじゃないってことを忘れないで
以上だ

それらを約束事と決めた晴澄は学校を守るために戦うという。

作戦を練る際、バルトが土を盛り上げて壁みたいにする魔法を使っていた事を思い出した春湖は広木に声をかける。
けれど、広木は魔法を思い出せないと言う為、広木も瀬々たちと共に残る事になる。
そんな広木にモトは「帰ったら朝の告白の返事を聞かせて欲しい」と声をかけていくのだった。

晴澄が自分を止めたように俺が矢沼を止めると、意を決して信号弾を撃った目黒。
それを見つけた春湖も信号弾を撃ち、味方が近くに居る事に目黒は安堵する。

けれど、味方よりも先に矢沼が姿を現してしまう。

晴澄に言われたように、王子がいないのになぜ戦う。戦う理由は無いと目黒は矢沼に伝えるが、それでは矢沼は止まらなかった。

そんなのわかんないだろ!
まだお姿を現されていないだけかも知れない!
見ろよ!
みーんな前世に捕らわれてるじゃないか
いばりくさった神官共に
被害者ヅラのゼレストリア人!
記憶が頭の中にある限り!
逃れられはしない!
・・・なのに
・・・・・・
だからなんだ だと・・・
手島野の野郎・・・
俺はあいつがひれ伏さないと気がすまないんだよっ

矢沼の思いが爆発した所で、手島野とモトが後ろから飛び掛かる。
春湖も魔法で援護をするが、名門出の騎士で近衛隊長であった矢沼(オーギュスタン)。
使える魔法のケタが圧倒的に違い、苦戦する。

手島野に自分のいう事を聞けという反面、王族がいればそれに従うという矢沼。
そんな矢沼に晴澄は自分の正体を名乗り上げる。

俺はゼレストリアの王女ベロニカ
よくもうちの臣下を痛めつけてくれたな
・・・未だに応じに忠誠を誓うか・・・
むざむざと殺されたゼレストリアの民の
嘆きが
お前たちにきこえるか・・・?
遺恨は俺が晴らす
償ってもらうぞ
モースヴィーグの騎士共

冷たく言い放たれた皆見の言葉は、矢沼だけではなくモトや手島野も向かっていた。

責任てなんだ今負うのか?裁くのは誰だ?と言っていた晴澄の言葉に矢沼は動揺をする。

手島野もまた、騎士「共」と自分たちも一緒にされた事に混乱をする。
矢沼を説得をするための策だと思う反面、晴澄の真意が捉えきれない。

”何も知らされていなかった”・・・と
あの時も
そんな風に狼狽えてオロオロするばかりだったのか?

その一言で蘇る矢沼(オーギュスタン)の記憶。
本国がいきなり奇襲をかけて来た際、近衛隊長だったのに何もできなかった。
力も持っているのに何もできなかった。
手島野も地に伏したのに心が晴れないでいるのは
家柄で隊長に据えられていただけのお飾りの近衛隊長というレッテルが今も付きまとう。

次々と投げかけられる晴澄(ベロニカ)の言葉に声を荒げる手島野を止める矢沼。

俺は・・・隊長だっ
俺が隊長だ!
俺がなんとかする!!

と言い切った。

その誇りに敬意を払うという晴澄は、矢沼と話し合いの場所を移す。
その際、目黒に手島野とモトを見張るように伝え、手島野とモトに小さくピースサインを見せるのだった。

本当にモースヴィーグ人に復讐したいのかと思ったと脱力するモトと手島野。
晴澄は自身を「敵」に仕立て、「モースヴィーグ人」として連帯感を持たせる事で矢沼の手島野への敵対心を緩和させたのだった。

力を見せつけたいという矢沼の思いは分かるという晴澄は、小中学の時の話を矢沼に聞かせる。

俺はこの世界のルールに従って生きてくと決めた

なかった事にも・・・
忘れる事もしない
全部まとめて俺だから
・・・日常が
また壊されそうになるのなら
・・・手段は選ばない

晴澄の言葉を聞き素直に謝る矢沼。
皆には言うが、矢沼が責めを受けないようにすると晴澄は約束をする。
その代わり、さっきの『贖ってもらうぞモースヴィーグの騎士共』というのを皆に黙っておいて欲しいと晴澄は矢沼に頼んだ。
時々コントロールが効かなくなる悪いクセだと。
交渉成立し、自分の力で守れたと矢沼は喜ぶのだった。

一方、待機していた広木と瀬々達。
学校を守るためだったらなんでもする皆見をコワいという瀬々は、やっぱり皆見は王女なんだなーと瀬々は言う。

・・・城を
守ると
言い放ったんだ王女が
俺に

要は学校を城に見立てて
城を守れなかった後悔を
こっちで晴らそうとしてるんじゃないの?

その言葉に、広木は何か感じる所があった様だった。

目黒が無事という知らせを聞いた瀬々はバイトに行くという。
前世は気になるが、ゴタゴタは正直パスしたいからないほーが幸せなら思い出さなくていいと笑って帰って行った。

残された広木と都築の元に、都築の正体を疑った大友がやってくる。
上岡を撃った魔法は神官専用の魔法だと詰め寄る大友に、広木がフォローを入れる。
朝、撃たれた本人に確認を取っており、御堂も今まで知らなかったという。

「この世界のルールで生きてく」のに魔法を使うのは矛盾をしていないのかと問う矢沼。
立ち向かう相手が魔法や前世の問題なら使う。ただ矢沼と手島野との問題に魔法と身分を持ち出したようなのはやらない。矢沼なら矢沼の力で解決しろと晴澄は言う。
そんな話をしている所に突如自身が起こり、晴澄、春湖、矢沼、手島野が土砂崩れに巻き込まれてしまう。

晴澄と春湖は同じ所に落ちていた。
頭を打ったようで1人で動けずにいる晴澄だが、誰かが故意に作り出した状況である事を考えた春湖は晴澄を抱えて下山を目指す。

どこがとか、はっきりした理由はないがいつのまにか晴澄を好きになっていたという春湖。

ずっとずっと考えてた
どうしようって
グレンが現れたらどうしようって
もしグレンが現れたら 私
皆見のそばにいていいのかわからない
彼女だから?
そんなの
ベロニカ様とグレンの結びつきのほうが強いでしょう?
・・・私に気を使って皆見は・・・
本心を隠すかもしれない
「好きだからそばにいる」というのは
どうすればいいのかわからない
けど
「護衛としてそばにいる」なら
やりかたはよく知ってるし
グレンが現れた時
「私は護衛なんだから」と
皆見をあきらめられる

だからそれまで
そばにいさせて

無事に学校にもどれた晴澄と春湖。
ボロボロのその姿を見て顔を曇らす西園と御堂を大友は呼び出し、釘をさす。
「絶対に手を出すな。たとて矢沼と手島野が更に重症でもだ」と。
教会のルールを遵守しろという言葉に縛られる神官達。

怪我はあるものの、無事に救出された4人。

広木達が帰り支度をする中で西園(リリー)が突然、広木(バルト)に会いたかった!好きだったと告白をする。
せっかく会えたからちゃんと伝えようと思ったという。
それをソワソワしながら見つめるモトに気を使い、御堂が西園を連れて行ってしまう。

モトの告白の返事は謝罪だった。
これからも大切な友達だという。
それに対してモトは思わず、皆見が好きなのか?と問う。
春湖と付き合っているし、グレンが出てきたらどうする?どっちにしろ広木に勝ち目は無いまで言っておきながら、即座に謝るモト。

皆見のことはいろいろ複雑だけど、あの2人を助けたいって思うのが本心という広木。

修道院時代、修道院前で怪我をしてうずくまる仔ギツネを助けられなかったベロニカとカルロ。
落ち込むベロニカに、国境線で開戦したと報せが入る。
運命に挑む戦士のため、仔ギツネのために祈るベロニカ。

そして、15に満たない貴族の子弟は線上に出すことはないはずなのに、その戦の前線へグレン配置されたと聞き兄に詰め寄るバルト。
どうかグレンを活かして返してくださいと祈るバルト。
戦場にてたくさんの屍の中に立つグレンの記憶と共に飛び起きる広木。

その夜、誰かが教室に忍び込んで黒板にメッセージを書いた

『ベロニカ 会いたい』と。

 

前世の発覚状況

★は晴澄=ベロニカと知る人

ゼレストリア

★皆見 晴澄⇔ベロニカ(王女)
★高尾 晴子⇔リダ・ラザラサーレ(騎士・王女の護衛)
★都築   ⇔オーブリ・ヴィカンデル(騎士見習い)
七浦 晃  ⇔コットン(騎士見習い)
★広木 悠 ⇔バルト・ベルバニア(騎士見習い)
★目黒 翔 ⇔シスモンド(騎士見習い)更新
一ノ瀬ひなた⇔ニーナ・ブーシェ(侍女)
榎本 美樹 ⇔コーデリア・ベイン(侍女)
長谷部 杏奈⇔アデル・オルコット(侍女)
菊池 孝  ⇔ベント・ドゴー(使用人)

モースヴィーグ

★矢沼   ⇔オーギュスタン・フォーゲルクロウ(騎士・近衛隊長)更新
★手嶋野 尚⇔ヴィンス(騎士)更新
仁科    ⇔アシュレイ・ギーバルシュ(騎士)
★元井   ⇔カルヴィン・プランタード(騎士)
木村 真希 ⇔ミミ・ジーノ(侍女)
福島 実果 ⇔ベラ・アビントン(侍女)
日野 光介 ⇔(使用人)
大木 愛  ⇔カーラ(?)

教会

大友 辰哉 ⇔カルロ・ヴェールバルド
西園 百花 ⇔リリー・エクルストン
槙 優菜  ⇔シドニー
★御堂 龍司⇔ジャレッド・フロリオ
山田 美月 ⇔パティ・ハーシェル

不明

★瀬々 稜更新

 

気になるポイント

  • 魔法が思い出せず、初級の魔法しか使えないという広木
  • ベロニカに面と向かって「私はこの城を守る」と言われた瀬々の前世
  • 突如出てくるサッカーする3人
  • 土砂崩れで立ち入り禁止の看板前に現れるジャージ姿の人影
  • グレンが男として転生している場合の可能性を全く考えてなさそうな春湖
  • 神官は怪我に対して手出しできる何かがある
  • グレンの回想から広木(バルト)に繋がる構成

 

感想

ボクラノキセキに完全にドはまりした巻です。

矢沼を説得する際の晴澄がめっちゃよかった。そして、直後のモト達にピースサインを見せる所と、春湖の疲れ切った顔。
ギャップが凄い。
もうホントにハラハラする。
え?ブラックベロニカ降臨?なんだかんだ言って、やっぱり恨み晴らしたいって思いが勝った??てちょっと思った。

そして、春湖ちゃんが超切ない。
もしグレンが出てきたとしても、グレンが男だった場合の事は考えないの?ベロニカとグレンの結びつきが強いとしても、友人にしかならないと思うよ。
性別が変わって転生してるの、晴澄と広木だけだからその可能性めっちゃ高いのに。
あと、結びつきが強くても、皆見晴澄として生きていこうとしている晴澄が、皆見晴澄として好きになった相手だから、やっぱり春湖ちゃんを選ぶんじゃないのかなー?
遠慮してとか、本心を隠してるとかじゃなくてガチで。

目黒を助けに行くかよく考えてって言われた時の皆の顔。
手島野とか前世に振り回されたくないって、前世と現世を綺麗に線引きしている様に見えて、根底では騎士の精神が根付いてたりするのかな。
都築は前世でも臆病で、現世の平和さがありがたいって思っているからこんな感じなだけで。

何度読んでも本当に面白い。

 

猫成分

☆☆☆☆☆

何故に城や修道院に猫がいない
 

 

 

 

 

次巻はこちら

→ 皆が水面下でいろいろ動き出した『ボクラノキセキ5巻』ネタバレと感想

 

 

 

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