ねこ好きの本棚

今まで読んだ本のあらすじ紹介や感想、考察などを載せています。漫画がメイン。猫はいたりいなかったりです

メニュー

皆が水面下でいろいろ動き出した『ボクラノキセキ5巻』ネタバレと感想

ボクラノキセキ5巻

ボクラノキセキ5巻 の表紙は晴澄、手島野、大友の3人。なんか不思議な組み合わせ。
中表紙は手島野とヴィンスの現世・前世の組み合わせ。何となくどちらも飄々とした印象がある。
中表紙の裏は、修道院時代のベロニカとカルロ。この2人はこの2人で仲良し!

皆がそれぞれの思いや考えでいろいろ動き出した5巻。ちょっぴり恋愛要素も増えてきたかも?

前巻のおはなしはこちら→ 『ボクラノキセキ4巻』ネタバレと感想

簡単なあらすじ

黒板に書かれた『ベロニカ会いたい』の文字。それぞれの立場で思い浮かべる相手が異なった。ベロニカは恋人がどういうものか分らなかったという晴澄。ベロニカの恋人問題が犯人の鍵を握る?ほんのりラブが目立つ5巻

 

詳細なあらすじ

修道院から離宮へと移るベロニカに、モストン司教がかけた言葉は

なにものにも囚われる事無く
自由に
生きてください

というものだった。
けれど、ベロニカは『自由』というものを知らなかった。

姫やカルロを育ててすっかり絆されてしまったというモストン。

カルロにも

お前と姫
また会う事もあるやも知れん
その時は
心のままに行動せよ
お前も自由だ

あの子の人生は苛烈だ
いや残酷と言うべきか
苦しいと
思ったときにはもう終わる

・・・酷な運命はすでに決められた事
しかし
カルロ
冬の日の傷ついた迷子のキツネを覚えているかい

あの仔ギツネに
手をさしのべる道もあったのだ
出会った事で
運命を変える選択肢は生まれたのだ
・・・それをよく覚えておいで

という言葉をかける。

その時のカルロは、神と精霊にすべてを捧げた身なのに、姫のために教義に背くことを是とする事なんてありえないと考えて居た。

その2年後、ベロニカの城にてカルロはベロニカと再会する。
ベロニカはグレンとバルトを見ていると、自分とカルロも兄妹の様だと思ったと伝えるが、カルロは友達という事にしてくださいと伝えた。
そして攻め込まれる城。
ゼレストリアに加勢したいと訴えるジャレッド(御堂)に、教皇庁の決定で教会は沈黙すると伝えたカルロ。
そこで大友(カルロ)は目を覚まし、撤退命令が出ていたのにカルロが死んだことに疑問を覚える。
城を助けると喚いたジャレッド(御堂)とリリー(西園)。パティ(山田)とシドニー(槙)も転生している。
司教は城を去ったが、もう一人の神官リュカの行方は分からない。
そして自身も転生してここにいる。
城を離れなかった理由が思い出せずに、モストンの言葉が思い出されるが、大友はベロニカのために教会の決定に背いた可能性を否定する。

朝、学校に登校したメンバーは黒板に書かれた

『ベロニカ 会いたい』という文字を目撃する。

犯人はグレンかユージンか。憶測が飛び交う中、御堂が大友に「ベロニカ姫に会いたくないのか」と尋ねる。

何故城に残っていたのか何も思い出せない中、姫のために教えに背いた可能性を疑う大友は「会いたくない」と即答するのだった。

魔法を撃って上岡に怪我をさせた神官がいる事。土砂崩れを起こしたかもしれない人間がいるかもしれない事。黒板に文字を書いた犯人。
その三つについて、今日からすこしずつアリバイを確認していくと宣言した大友。
今判明している神官が嘘をついていなければ、身分を偽っている人間がいると皆に告げる。

前世会議が終わった際、目黒は菊池に魔法を使ったのかと声をかけられる。
平民だった菊池は魔法を使えないため、自分も使ってみたいと浮かれていた。
今度見せて欲しいとはしゃぐ菊池にけが人も出ているのに不真面目だと目黒は怒る。
とっさに魔法を持たない平民に自衛手段はないから不安だと伝えると、俺たちが護るからと目黒は熱く宣言するのだった。

槙に呼び出された大木は、昨日大木が山に向けて魔法を撃つところを見たと告げられる。
地震もあったから自分の魔法のせいで崩れたとは言い切れないと開き直る大木。
魔法を使った理由は騎士の魔法を使ってみたかったというものだった。
大友に言うかという問いかけに槙は、神官はケーサツでも大友の部下でもないと一蹴する。

槙は、新しく魔法を覚える―魂に契約を刻む儀式が現世でも可能か試してみたいというのだった。
神官としてこっちで何ができて何が出来ないのかを純粋に知りたいという槙。
また、姿を見せていないリュカが敵だった場合に戦力を整えたいという。
大木はその話に乗って、槙と協力する事になる。

一方、土砂崩れに巻き込まれてたうち軽傷で病院を出れる晴澄、春湖、手島野は3人で話し合いを設けていた。
皆にベロニカであることを明かそうと思うという晴澄。
そこに広木から送られた、黒板の文字の写メが届く。

文字を見た瞬間、春湖の『グレン・シュライバー』という呟きと、手島野の『ユージン王子』という呟きが重なる。

いたずらなのかなんなのか、犯人の真意はつかめない。
常に最悪の事態を想定して攻めようという皆見。
病院を出るところで上岡に会い、2人は話をする事になる。

先に帰ることになった春湖と手島野。
手島野が春湖に「グレン」だと言った理由を問う。
さらりと返って来た「ベロニカ様の恋人」と言葉に驚く手島野。
皆見が言っていた会いたい人っていうのもグレンの事だと春湖は言う。
前世を客観視している自分とは違い、晴澄達の中では終わっていない問題だと理解している手島野は春湖に同情するのだった。

魔法を撃たれた時のことを晴澄は上岡に尋ねるが、自分たちの戦争の記憶と同じ様に上岡の記憶も曖昧になっていた。
そして、学校ではあまり話しかけないようにと上岡に頼む晴澄。
自身と仲がいいのがバレると、また危ない目に遭うかもしれないと危惧してのことだった。
晴澄にとって上岡は「普通」の象徴だから、フツーに生活してくれてたら頑張れると皆見は言う。

上岡の事件の際と土砂崩れの際のアリバイを全員に確認した大友、広木、仁科、御堂の4人。
上岡が撃たれた際に唯一アリバイが無いのがモースヴィーグの使用人であった日野だった。
注意しようと言う大友の横で、表をみながら御堂は何かに引っかかっていたがその理由が分からずにいた。
戦争の話し合いを続ければリュカがボロを出すかもという仁科に、広木は毎日ではなくて週1にしようと提案する。
思い出していないことが多すぎで混乱が大きいため、時間をおいて大切に扱おうという事だった。
納得し切れていない様子の仁科だったが、大友にも説得され渋々了承するのだった。

大木の協力を得た槙は七浦にも軽く接触を図る。
七浦は前世にこだわりがない様に見えると言う槙。
皆見もそういう風に見えるという言葉に、七浦は晴澄の姿にベロニカが重なって見えた事を思い出していた。

ゼレストリア騎士見習いが揃った場で、皆を守る体制を作らないかと提案する目黒。
しかし七浦は騎士の使命はごめんだと、自分のやりたいようにやると言う。
都築もまた戦いに参加しても足手まといになるかもしれないと辞退する。
騎士の誇りなんておかしいのかもしれないと悩む目黒だが、広木の応援を受けてやる気を出すのだった。

放課後、カラオケボックスで晴澄を見た途端に広木は頭を下げた。

ごめん!
今までの無礼を許して
・・・”皆見はベロニカじゃない”とか
”別モノ”とか言って
あたし勝手に拗ねてた
でも分かったの
・・・皆見は皆見なんだと

ムシ良すぎ
・・・だけど
これからは協力させて

・・・皆見が守りたいと思うもの
守るよ
一緒に
(今度こそ)

晴澄のありがとうという言葉に、泣きそうになる広木だった。

皆見の正体を知る人達(手島野と春湖以外)が集まった所で、広木が切り出したのは『グレン・シュライバーはベロニカ王女の恋人ではないよね?』というものだった。
「うん」と即答する晴澄にモトと御堂は驚き、ゼレストリアの都築と目黒は平然としていた。

どう見ても恋人同士だったと御堂は言うが、本人が否定したと広木は言う。

ベロニカの婚姻が決まった際に騎士見習い達でグレンを励まそうとしたが、王女の事は好きだが恋人などと考えた事もないという。

自覚がないだけで互いに愛し合っているのではないかとバルトは問うがグレンは分からないという。

父と母のそのような姿を見る事は・・・
なかったし・・・
まあ正式な夫婦ではなかったのだから
当然だが・・・

男女の愛がどういうものなのかは・・・
・・・俺が・・・
王女と・・・?
お笑いだ
「下賤の女め
財産目当てだろう
地位目当てだろう」

散々罵られた母と
同じ道を・・・?
ありえない・・・

グレンの静かな否定の言葉だった。

晴澄もまた、グレンとは仲が良かったが恋人ではなかった。そもそも恋人がどういうものかはよく知らなかったという。

そして広木は、ゼレストリアの騎士見習いは「王女とグレンは恋人同士ではない」というのを知っているはずなのに、ベロニカとグレンの仲を公然の秘密という話をした七浦に疑いを向ける。
忘れているだけかと思ってカマをかけたが、恋人説が否定された夜に皆で飲んだことは覚えている様子だったと。
そこで御堂もまた、アリバイの違和感に気付いた。

上岡が撃たれた際に七浦も一緒にいたと思っていたが、光を見て皆見が走り去ったとに七浦が来た。
つまり、最初の上岡が撃たれた光の時、七浦にアリバイは無かったのだ。

七浦が上岡を撃った犯人で、自分の正体を偽っているかもしれないと疑う晴澄。
勘違いで済むレベルで疑うのは乱暴だと目黒は言うが、せっかくつかんだ糸口だから突きまくると晴澄は言う。

少しずつ疑わしい所を上げる皆見と、それを否定していく目黒、モト、御堂、都築。
最終的に上岡を撃った相手は制服だったが、七浦がジャージを着ていた事で犯人候補から除外される。
結局、恋人とアリバイの件は明日確認と取ることになった。

わざとらしいまで七浦を攻撃しようとしていた皆見。
仲間内に七浦をスケープゴートに仕立て上げて得をする奴がいないかを見る為だった。

黒板の件は会いたがってるなら正攻法で行こうという皆見。
黒板で文通することを決める。

七浦を仲間に誘うために、放課後一緒に出掛けた槙。
表紙抜けするほどあっさりと七浦は仲間になる事を了承したのだった。

瀬々と晴澄、2人での帰り道。
みんなが恋人だって思ってたくらいなのに、本人はそうじゃないとかアリなのかと問う瀬々。
今みたいなネットや漫画、テレビなどがないから「こーいうのが彼氏彼女です」と知れるものがなかった。
また、将来は国が決めた相手と結婚して子供を産む義務と責任があると教育されてきたから、恋人なんて思いもつかなかったと言う晴澄。
それに対して瀬々は今は自由でよかったなと笑う。
そして、グレンが出てきたら春湖が身を引くとか言いそうと心配されるが、規律にキビシーリダこそ、恋人なんて思いもしないよと晴澄も笑う。

瀬々の『自由』という言葉に、モストン司教の『自由に生きてください』という言葉を思い出す晴澄。

自由?
転生して
前世を憶い出して
前世と現世を比べて初めて
『自由』を意識できた

でも先生
まだこんなにもがんじがらめです
前世を思い出したことで
先生

その夜、手島野(ヴィンス)は前世の夢を見る。
倒れるヴィンス。
魔法で攻撃しようとしてくる神官・リュカと、ヴィンスの前に立ちはだかり反射の魔法を使ったベロニカ。
そして、神官側に居るように見えたユージン王子。

中立のはずの教会がなぜベロニカと対立していたのか。
王女と明かす前に対立構造をクリアにした方がいいと、手島野は皆見に連絡をいれた。

誰が味方だと悩む晴澄。

朝、ベロニカからの返事があると期待していたメンバーが落胆を見せるなか、土砂崩れが誰かの故意によるものだったら許せないと憤りを見せる仁科。

それを受け、槙は七浦を呼び出して大木が原因かもしれないという事を絶対に口外しないようにと釘をさす。
そこに晴澄と広木がやってくる。
自分が誰なのか知りたくて皆にいろいろ聞いて回っているという晴澄に、七浦はコットンの話をした。
恋人の件を切り出すタイミングを計っている晴澄に対して、逆に七浦がその話を持ち出す。
2人が恋人だと知っていたらゼレストリア人、知らなかったらモースヴィーグ人。本当は恋人じゃないって知っていたらゼレストリアの騎士だという七浦。

最初のカラオケの際に『王女とグレンは恋人』と言っていた件を広木から聞かれると、『あの時はまだ、飲んだ日の事も神官リュカの事も』と答える。
飲んだ次の日にリュカが城に来たからセットで覚えていたのだという。

間違いなくコットンであると確証した皆見と広木だった。

しかし、部活終了後に今日のアレはカンペキ疑われてたな、あっぶねーと笑う七浦の姿があった。

 

前世の発覚状況

★は晴澄=ベロニカと知る人

ゼレストリア

★皆見 晴澄 ⇔ベロニカ(王女)
★高尾 晴子⇔リダ・ラザラサーレ(騎士・王女の護衛)
★都築⇔オーブリ・ヴィカンデル(騎士見習い)
七浦 晃⇔コットン(騎士見習い)
★広木 悠 ⇔バルト・ベルバニア(騎士見習い)
★目黒 翔⇔シスモンド(騎士見習い)
一ノ瀬ひなた⇔ニーナ・ブーシェ(侍女)
榎本 美樹⇔コーデリア・ベイン(侍女)
長谷部 杏奈⇔アデル・オルコット(侍女)
菊池 孝⇔ベント・ドゴー(使用人)

モースヴィーグ

★矢沼⇔オーギュスタン・フォーゲルクロウ(騎士・近衛隊長)
大木 愛⇔カーラ・クレティエン(騎士)更新
★手嶋野 尚⇔ヴィンス・(騎士)
仁科⇔アシュレイ・ギーバルシュ(騎士)
★元井⇔カルヴィン・プランタード(騎士)
木村 真希⇔ミミ・ジーノ(侍女)
福島 実果⇔ベラ・アビントン(侍女)
日野 光介⇔ダグ・リーキー(使用人)更新

教会

大友 辰哉⇔カルロ・ヴェールバルド
西園 百花 ⇔リリー・エクルストン
槙 優菜⇔シドニー
★御堂 龍司⇔ジャレッド・フロリオ
山田 美月⇔パティ・ハーシェル

不明

★瀬々 稜

 

気になるポイント

  • ベロニカの行く末を知っていたかのようなモストン司教の言葉
  • 手島野(ヴィンス)の記憶の中のグレンのピアスの有無
  • グレンの事は話しにくいという広木
  • ちょいちょい出てくる鈴木・阿部・黒髪短髪の3人衆
  • アリバイあるのにあっぶねーと笑った七浦

 

感想

ベロニカである時は『自由』というものを知らなった晴澄。
転生して当時を思い出して、あの時グレンに抱いていたのは恋だった。って思う事とかはないのかな?
当時の価値観でしか振り返れないから難しいのかなー??

そしてリダがそんなのありえなーいって笑ってる場合ではないよ晴澄。めっちゃ普通に恋人だと思われてるよ。

七浦と槙ちゃんの温度差が笑える。
七浦的には槙がユーフォ―キャッチャー見てから欲しいのかな?って思ったんだよね。
いいトコ見せたかったんだよね。きっと。

なんかもう恋愛面ではみんな一途だよね。

そしてどこまでも自分が教会の教えに背いたと思いたくない大友(カルロ)さん。
大事な友人だったんだから!兄妹みたいだとまで言ってくれた相手なんだから!!
姫のために教えに背いててもよくない?って思うんだけれど・・・自身のアイデンティティの問題ですかね。

 

猫成分

☆☆☆☆☆

お城の片隅とかに・・・
ってかあの世界に猫はいるのかな?
 

 

 

 

次巻はこちら

→ 前世と現世双方の価値観が浸食し合う『ボクラノキセキ6巻』ネタバレと感想

 

 

 

スポンサーリンク

     

関連記事

  1. ボクラノキセキ9巻
  2. ボクラノキセキ~another stories~
  3. ボクラノキセキ4巻
  4. ボクラノキセキ10巻
  5. ボクラノキセキ19巻
  6. ボクラノキセキ12巻

コメントをお待ちしております

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク




ブログランキング

よろしければ、ポチっと押してやってください。励みになります。
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ 

ブログランキング・にほんブログ村へ

PROFILE


管理人:にぼし



とくにジャンル問わず読むが、少女漫画やファンタジー、ほのぼの系が多数。メインは漫画、たまに小説。漫画は完全単行本派。時々小説。Landreaall、ボクラノキセキ、クイーンズ・クオリティが特に好きです。小説は有川浩さん、小野不由美さん、上橋菜穂子さんなど。

アーカイブ

スポンサーリンク