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前世と現世双方の価値観が侵食し合う『ボクラノキセキ6巻』ネタバレと感想

ボクラノキセキ6巻

ボクラノキセキ6巻 の表紙は晴澄と水面下でゴソゴソし始めた槙と七浦。
中表紙は大友とカルロの現世・前世の組み合わせ。この2人はどっちも不愛想。
中表紙の裏は前線に送られた時のグレン。とっても辛い。

城での真実も、現世で襲い来る敵の真意も分からず翻弄される6巻。

前巻のお話はこちら →『ボクラノキセキ5巻』ネタバレと感想

簡単なあらすじ(ネタバレ少)

戦争の真実も黒板の文字の犯人も何も分らないまま、敵は魔法を使えない相手に魔法で襲い掛かって来た。そんな中、大友にベロニカだと知られた晴澄。何故カルロが城で死んだのか。見えぬ真実に大友も晴澄も翻弄される

 

詳細なあらすじ(ネタバレ大)

リダと共にどこかへ向かうベロニカ。
その2人の元に容赦なく光の魔法が降り注ぐ。

そこでベロニカは死んでしまったと思っていた晴澄だったが、手島野からの情報でまだその先があった事を知る。

窓の無い、石畳の部屋。
ヴィンスを庇うベロニカと対峙するのか神官リュカとユージン王子。
そこにリダの姿はなく、ベロニカを残して先に逝ってしまった事を落ち込む春湖だった。

晴澄にまだ前世が思い出せていないかと尋ねる仁科。
モースヴィーグ人という可能性はないかと再度確認をする。

涙ぐみながら戦争の真実が知りたいという仁科。
真実を知れば前に進めると思うから、前世がはっきりしていない晴澄や瀬々がカギをにじった人物であればいいと言う。
そして、黒板の文字もユージン王子が書いたものだと思っていると信じていると話した。

手島野の記憶を聞いた皆はモースヴィーグ側のメンバーは呆然とする。
もしも、ユージン王子と神官リュカが手を組み城を攻めたのであれば、王子を信じて忠義を誓った俺たちは何なのか?
そんな嘆きを聞き呆然とする晴澄を仁科は訝し気に眺めるのだった。

神官リュカの行動は教会全体の話ではなく、リュカ個人の問題だという大友。
けれどかつてのモストン司教の言葉を思い出し、教会が関わっていたのではないかと疑いを持つ。

もっともらしい言い訳をしながら無意識に『ベロニカ』だと名乗るのを先延ばしにしていた事を自覚した晴澄。
ユージン王子に対する失望の色をみて、同じ顔をゼレストリアの皆にさせてしまうんじゃないか、顔向けできないと思っていた事に気付く。
でも、もういいと笑う晴澄に対し、春湖は晴澄こそが誰よりも前世に執着を持っているんじゃないかと感じる。

そんな姿を見て決心をする春湖。

・・・ベロニカ様を
ひとりにしてごめん
次は
必ず
今度こそ
最後まで
護衛の務めを果たすから

本当は止めたい晴澄だったが、止めたところで聞かないと考えて「危ない事だけは絶対に」と告げるが春湖は返事をしなかった。

前世会議を終え教室に戻った仁科や晴澄が見たのは、前世の文字で書かれた「屋上を見ろ」という文字だった。
慌てて見た屋上には魔法で襲われる菊池の姿があった。

すぐさま屋上に向かう晴澄と春湖。
事情を聞いた目黒もまた一目散に屋上を目指す。
それに続こうとした御堂と大友に、西園は魔法の供物用にと自身の手を切り、血の付いたカッターナイフを渡すのだった。

一度だけ魔法を無効化する神官の魔法を使い、菊池に近づく御堂と大友。
春湖と目黒もその援護をするが、別の所から放たれた目くらましの魔法によって邪魔をされてしまう。
援護を失った御堂たちを襲う魔法。
とっさに飛び出した晴澄が反射の魔法を使い御堂たちを守った。

目の前で反射魔法を見た大友は、晴澄の正体がベロニカだと気づく。

事情を聞きたがる大友だったが、屋上で光る魔法を先生に見られ後始末に追われるメンバー達。
帰りがけに呼び戻された槙の提案で『誰かが花火をしていた』という話をでっちあげる。
けれど、地震や土砂崩れなど様々な現場に居合わせる晴澄に担任は不信感を抱くのだった。

花火を買いに行こうとした槙は、屋上への出入り口が他にもある事を七浦から聞いていた事を思い出す。
その直後、息切れした七浦を遭遇してしまう。
七浦に一緒に資料室に隠れさせられた槙。
屋上への入り口を確認しに来た晴澄と広木が、七浦や槙を含むあの場にいなかった全員を容疑者候補に追加する会話を聞く。

そして槙は菊池を襲ったのは七浦だという事を聞かされる。

七浦はある人間に従って動いている言うが、その相手が誰なのかを一切明かさない。
その上で、槙に新しい魔法の習得や戦力の増強など何もするなと伝えた。
もし従わなければ、黒板のメッセージも今日の犯人も全て槙のせいになると脅しをかけて。

ここに来るまでに槙があった阿部も渡辺も七浦の仲間で、前世が関係ないフリしてただけだとしたら?
大木もこっち側だって言ったら?
槙に味方はいんの?

と、揺さぶりをかける七浦。
ただ、大人しくしてくれるだけでいいと槙に言う。

一瞬悔しそうに口元をゆがめた槙は、大人しくしてればいいんでしょうとにこやかにほほ笑む。
そして七浦と一緒に出掛けた際にゲーセンで七浦がとったストラップを踏みつけ「もう二度とあたしに馴れ馴れしくしないで」と怒鳴って出ていくのだった。

残された七浦は「俺だけは槙の味方だから」とか言わなくてよかったと落ち込みながらも物思いにふける。

ごめん

やるしかねェ
従うしかねェんだ俺は
あいつに

前世にあまり興味のなさそうな七浦だったが、七浦自身も前世に深く囚われていた。

まずは先にゼレストリアの皆に正体を明かすと決めた晴澄は、誰もいなくなってから春湖と大友と共に黒板に返事を書く。

この先 もし──
流血沙汰があれば
お前の人生と魂の輪廻は潰れるだろう
名乗れ
話をしよう
ベロニカ

大友は単純すぎると言うが、晴澄は「バカがのこのこ出てきた」と思われるぐらいの単純でいいと言う。
その後、カラオケボックスに移動した晴澄達。

晴澄は大友に、何故カルロが城で死んだのかを問う。

撤退命令が出たはずなのに5人も死んだ神官。
リリー(西園)とジャレッド(御堂)は城が気がかりで残ったという。
じゃあカルロはどうして城に残ったのか。

その問いに対し、大友は「私情を優先させることなどありわけない」と自身に言い聞かせるように答える。
けれどモストン司教は、姫が修道院を離れた日にまるで姫の運命が決まっていて行く末を知っているかの口ぶりだった事を伝える。
そして戦争の核心を覚えていないが、モースヴィーグによる襲撃に教会が加担をし、カルロが実行部隊の一員だった可能性があると言うのだった。

それを聞いた晴澄は思い出す決断をする。
屋上での魔法戦を見てみんなが記憶を取り戻しかけた事を受け、意図的に記憶を引っ張り出すことにした。
バイトとして飲み物を持ってきていた瀬々はその言葉に戸惑う。

前世の人格に引きずられる可能性も考え、躊躇する瀬々。
けれど有益な情報を持っている可能性もあると言われ、一旦考えさせてとその場は保留にする。

使命
恨み・・・
執着

独りだった頃は
身を潜めていた感情
忘れるはずだった
記憶の残滓

前世の価値観が
現世に侵食するように

現世の価値観も
過去を揺るがす

大友に言われた言葉に揺れる晴澄。
ベロニカの頃であれば、カルロがもし本当にしろ襲撃の実行役だったとしても「それがカルロの役割なら」と納得できた。
けれど、今は、なんで従ったのかと罵りそうだと言う晴澄。
城を守れなかったのは自身の責任だから、もし助けに戻ってくれたとしてもありがとうと言えないと悩んでいた。

そんな晴澄に瀬々は笑って言う。

・・・言えばいーじゃんよ
カルロの行動がハッキリした時にさー

なんで・・・でも
ありがとう・・・でも
思ってる事
思いっきりさ
せっかく「皆見」になったんだし

その言葉が胸に染みた晴澄は、前世を思い出す事にしても瀬々のそーゆーとこそのまんまでいてほしいと伝えるのだった。

そして瀬々は前世を思い出さない事に決めた。

翌朝、ベロニカからの返事でざわつく教室。
負けたくない一心で登校した槙は、誰が何なのか敵なのか全くわからない状態に恐怖を抱いていた。
思いつめた槙は七浦を呼び出し、怖かった。こうして話せるのは七浦しかいないと泣きつく。
俺だけは槙の味方だから、傍にいろと槙を抱きしめた槙だったが、内側から突き崩すための槙の策略だった。

体育の後に黒板に貼られた「王女への返事」はユージン王子からだった。

 

前世の発覚状況

★は晴澄=ベロニカと知る人

ゼレストリア

★皆見 晴澄 ⇔ベロニカ(王女)
★高尾 晴子⇔リダ・ラザラサーレ(騎士・王女の護衛)
★都築⇔オーブリ・ヴィカンデル(騎士見習い)
七浦 晃⇔コットン(騎士見習い)
★広木 悠 ⇔バルト・ベルバニア(騎士見習い)
★目黒 翔⇔シスモンド(騎士見習い)22*22
一ノ瀬ひなた⇔ニーナ・ブーシェ(侍女)
榎本 美樹⇔コーデリア・ベイン(侍女)
長谷部 杏奈⇔アデル・オルコット(侍女)
★菊池 孝⇔ベント・ドゴー(使用人)更新

モースヴィーグ

★矢沼⇔オーギュスタン・フォーゲルクロウ(騎士・近衛隊長)
大木 愛⇔カーラ・クレティエン(騎士)
★手嶋野 尚⇔ヴィンス・(騎士)
仁科⇔アシュレイ・ギーバルシュ(騎士)
★元井⇔カルヴィン・プランタード(騎士)
木村 真希⇔ミミ・ジーノ(侍女)
福島 実果⇔ベラ・アビントン(侍女)
日野 光介⇔ダグ・リーキー(使用人)

教会

★大友 辰哉⇔カルロ・ヴェールバルド更新
西園 百花 ⇔リリー・エクルストン
槙 優菜⇔シドニー
★御堂 龍司⇔ジャレッド・フロリオ
山田 美月⇔パティ・ハーシェル

不明

★瀬々 稜
阿部new
渡辺new

 

気になるポイント

  • 撤退命令が出てたのに神官・シドニー(槙)とパティ(山田)は何故死んだのか
  • 現世で魔法を新しく覚える事は可能か
  • そもそもルールは破って平民に魔法を覚えさせれるのか
  • 七浦の主人って誰
  • 瀬々が言われたっていうベロニカの「私はこの城を守る」って言葉の相手はユージン王子

 

感想

とっさに自分の手を切った西園が凄い。普通に痛そう・・・。
カワイイ顔して大人しそうに見えてけっこう大胆ね。

どうしても助けに行ったと認めたくない大友(カルロ)さん。
そりゃ瀬々君にも石頭って言われちゃいますよ。
けれど優秀な大友(カルロ)が仲間に入った事で、情報整理とかちゃっちゃか進んで楽そう。

晴澄の黒板のお返事の『お前の人生と魂の輪廻は潰れるだろう』の部分で、春湖ちゃんの「殴り殺すという事」って思ってるのがちょっと面白かった。
カワイイ顔してさらっと強烈。
とことん護衛として生きる道を選んでしまっている・・・。

そして槙ちゃんが凄い!
転んでもただで起きないというか・・・。
もう普通に皆見とかに相談してもよかったと思うんよ。
晴澄達も話を聞かずにやみくもに疑うつもりではないんだし・・・。

七浦は七浦でちょろいな。
色仕掛けに一発で落ちる!
前世でも女性問題で何かあったんだったら笑う。

前世の価値観、恨みとかそういうのに振り回されるばっかりかと思いきや、今度は現世の価値観でもって過去の事を疑問に思ったりと・・・本気でしんどそう。
真実が明らかになった時に晴澄さん大丈夫ですか・・・?

 

猫成分

☆☆☆☆☆

学校にちょっと住み着いたりとか・・・ないですよね

 

 

 

次巻はこちら

→ 女の子の部屋で2人っきりなのに全然動じてない御堂がスゴイ『ボクラノキセキ7巻』ネタバレと感想
 

 

 

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