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身代金として持って行ったお金って回収したのかな?『コールドゲーム2巻』ネタバレと感想

コールドゲーム2巻

コールドゲーム2巻の表紙はアーサー。
性格が悪いんだか冷たいんだか優しいんだかイマイチ掴みきれない人物。
でも多分、重たいものを背負った上にいろんな物に雁字搦めになっているんじゃないかなと思われます。
前巻の程の衝撃も無く、比較的穏やかに読める2巻。

前巻のお話はこちら → 『コールドゲーム1巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

 

簡単あらすじ

スミレが少し煽った結果、アルナは第2王妃となった。しかし晩餐会で入れ替わりが発覚するのを恐れてホールを抜け出したスミレは何者かに誘拐されてしまう。スミレを助けるべく動いたのはエドワードとアーサーだった

 

 

新たな登場人物

クリスティナ

  • 第3王妃
  • 可愛いものが好き
  • 第2王妃のアンに取り入る

ジョージ・グレゴリー

  • 第2王妃アンの父親
  • 変な男とつるんでいる
  • とても前向き

ケイ

  • 王アーサーの代役
  • アーサーの従兄弟
  • 昔アンと交流があったっぽい

 

 

詳細あらすじ

リズィーを嵌めて処刑させた、第2王妃のアン。
彼女を正王妃になんて絶対にさせないと決心したスミレ──本物のアルナ王女は、第一王妃であるカザリンに接触を図った。

大国Sの王女であり、先王の王妃であったカザリンは、第2王妃のアンも手出しがしにくい相手だった。

けれども取り入ろうとするスミレをカザリンは容赦なく切り捨てる。

大方アンの毒気にあてられわらわ
泣きついてきたのじゃろうが去ね!

あの娘の本性を一目で見抜けなかった時点で
おまえの主に勝ち目はない

アンの微笑みは優しかろう?
美しさと力をこれ見よがしに
ひけらかす女達の中で控えめで
まるで谷間のユリのような

阿呆か

”優しい”
”控えめな”?

笑わせよる
この宮殿に何百の女がいると思う
その中から第2王妃の地位を掴み取る女が
”控えめ”だと?

男を掴み勝ち残るのは
「優しい女」だからではない

「優しそうに見える女」だからだ

 

そんなカザリンの言葉に吹き出す者がいた。

 

カザリンとスミレが声の方に目をやると、そこにはアーサーがだった。

反射で蹴りを入れるスミレをカザリンは必死の形相で窘める。
けれどもスミレは、リズィーの事は他人事ではなくアンを警戒すべきだと警告し、そんなスミレを今度はアーサーが止めた。

アーサーとカザリンは旧知の様子だったが、衛兵が来る前にとアーサーはスミレを連れて部屋を出てしまう。

 

庭でアーサーへ憤りをぶつけるスミレ。
ふとした瞬間、アーサーの瞳、琥珀のような不思議な色に目を奪われた瞬間に、キスをされてしまう。
呆然とした後にスミレは、アーサーに頭突きをする。

血の気の多いスミレにアーサーはもっと思慮深く動けと忠告をする。
スミレの行動はカザリンの協力を仰ぐには逆効果だと言われるが、スミレは平然とあれでいいんだと告げる。
どうやらスミレには何か策があるようだった。

 

その後、スミレが何度足を運んでもカザリンには会えない日が続いた。
また、外国人の動きが制限されておりスミレがあちこちで呼び止められるだけではなく、カザリンが輿入れの際に付いてきたS国の神父ですら王宮には入れない状態になっていたのだ。

その状況についてアデールはスミレのせいだと言う。
スミレがカザリンの周りをウロウロしているため、外国人同士で何か企んでいるんじゃないかと警戒されていたのだった。

 

 

晩餐会当日。

第一王妃から順に王陛下の前に進み出る際、カザリンの後ろについて2番目に歩を進めようとしたアン。
けれども彼女はカザリンからそこはお前の場所では無いといい、代わりにアルナ(本当はカミラ)を呼びつける。

カザリンも自身も王妃という意味では同格なのに勝手に順位を変えるなどとアンは憤るが、実際には同格ではなかった。

現王の”王妃”を名乗りながら教会に認められず、公的な身分に無いという意味では5人は平等。
けれど、だからこそ前国王妃カザリンの権限は消えていなかったのだ。

 

そんな事に気づかずに、カザリンを外国人とみなしてアルナと同じ様に行動を規制したアンの行動はカザリンにとっては甚だしい侮辱だった。

 

アルナに扮するカミラが王の前に進み出た際、騎士は下がるように言われてスミレはその場から少し離れる事になる。
けれど一瞬見えた王の顔は、アーサーにそっくりだった。

王とカミラが何を話しているのか気になるスミレ。
そんな彼女に、変な男が話しかけてくる。

新しい王は警戒して人を近づけてくれない。暗殺が怖いのかしらと話す男。
彼は今にも帰りたそうに震えているお姫様より従者のスミレの方が堂々としており、アルナの姉であるシビラとスミレがよく似ていると言う。

けれどスミレは動じることなく、光栄なことだけれどもB王家の血から遠く傍流も傍流だと返すのだった。

 

E国とB国はしばらく国交が途絶えて要人の行き来が無かったからと油断していたスミレ。
いろいろな人が集まるパーティーは危険だと思い、ホールを抜けるがそこで何者かに襲われてしまう。

県は宮殿に入る際に控室に預けており丸腰。
体術では簡単にやられて捕まってしまった。

 

 

どこかに閉じ込められたスミレ。
ドアの前には複数人おり、犯人の目的は分からない。

”王女アルナ”ではなく、”騎士スミレ”を攫う目的は何なのか。
恐怖に飲み込まれないよう、必死に頭を働かすスミレだった。

 

晩餐会の途中からスミレの不在に気づいていたエドワード達だが、一晩経ってもスミレの行方が分からない事を心配していた。

落ち着きなく騒ぐアデール達。
そこにエドワードへの呼び出しがかかる。

父親の元に向かったエドワードが見せられたのは、投げ文。
そこにはスミレの身代金要求が書かれていた。

城が1つ買えるほどのその金額は、ヒューズ家でもとても払える額ではない。

つまり、スミレを返すつもりはないが預かっているという脅しだった。

 

スミレを見捨てる決断をした父親を責めるエドワード。
リズィー王妃の末路、そしてその生家であるグレイ家は領地を追われた。
ヒューズ家は同じ轍を踏まないというヒューズ家当主。

エドワードはその考えをどうでもいいと一蹴してしまうが、父親には受け入れられなかった。

 

父に逆らうことになるとアデールに言いながら、王に謁見したエドワード。

スミレを探して欲しいと訴えるエドワードに対して、便利屋ではないと晩餐会に居た王は返す。

この国は変だ

馬鹿馬鹿しい王妃争いも
王様がそれを押さえつける力がないせいだ
いつまでボーっとただ見ている

せめて女の子の1人ぐらい助けようぜ
恥ずかしい

 

不敬者、誰に向かって口をきいているのか分かっているのかと憤る相手に、エドワードは平然と「勿論あんたじゃない」と言う。

そして部屋の隅にいたアーサーへ話しかけた。

 

先代ヘンリー王は
1人目の息子に自分の名を
2人目のムスクに伝説の王の名をつけた

この国の危機には眠りから覚め
妖精の国から戻ってくるという伝説を持つ王

あんたにゃそのつもりがあるのか?
”アーサー”

 

エドワードのその言葉に、「王陛下だ」と笑顔で凄むアーサー。

 

この国はおかしい

おまえの言うとおりだエドワード

そのために俺は帰って来た

守りたい女がいるのか?
助けたい女がいるのか?

じゃあ俺の下で闘え猟犬
狩りをはじめるぞ

 

 

そうは言ったものの、スミレを攫った相手が分らないというアーサー。
また、アルナ王女自身ならともかくその付き人となれば、王も動けない。

現在の王の力はあまりにも軽く、その王妃の勢力にも肩入れしない事で危うい均衡を保っているのだ。

 

スミレを助けることが出来ないという王は言う。

丸くて
硬くて
光ってるヤツ

あれ”お金”というらしいぞ

いっぱい集めると”みのしろきん”といって
人質と交換できることもあるそうだ

やってみたらどうだ?

 

やれ

 

俺が命じたら返事はイエスのみだ

 

 

 

要求された額には足りない金額を持って、犯人たちの元に訪れたアーサーとエドワード。
一貴族がすぐ集められる金額じゃない事を知っての要求をした上で、姿を現した犯人たち。
それはスミレの無事な姿を見せるためと、”ヒューズ家にはこちらが望むとき望むよう行動して欲しい”と伝言を伝える為だった。

身代金が足りないならとスミレを連れて去って行こうとする犯人たちの前に、アーサーは持って来たお金をぶちまける。

金なら
払うぞ
拾え

笑顔で告げたその言葉は、スミレをつかまえた男ではなく周りを固めるごろつきたちに向けた言葉だった。

いいのか?
おまえ達が
首を突っ込んでいるのは
王家も関わまずいる話だ

あとで消されないか?

それよりこの金

城は買えないが山分けしても
遊び暮らすのに十分な金だ

払うぞ?

 

やれ

女を放し
その男1人
捕らえるだけでよい

やれ

やれ!

 

 

アーサーの言葉通り、スミレを捕まえていた男を捕まえようとするごろつき達。

そこにエドワードが加わり、男たちすべてを倒すのだった。

 

 

助け出されたスミレは、気を遣うエドワードの言葉に癇癪を起して拒絶をする。
そんな彼女に冷たい言葉をかけるアーサー。
そして、ぽつりとスミレは零す。

──もっと
やれると思ってたんだ・・・

剣も習っていたし
自分の身ぐらい自分で守れると・・・

全然だめだった

逃げ出す頭もはたらかなくて

リズィーのときも

いざとなったら何もできなくて

助けてやれなかった自分に腹を立てたくせに

自分がひどい目にあいそうになったら
やっぱり王妃争いなんてどうでもよくて

ただただ国に帰りたくて

情けない
何もできない・・・

 

 

そう涙を流すスミレの髪を掬いながらアーサーは言う。

 

悔しさに涙を流すことはできている

強さを望むか

まだ先を望む気概はあるか

ならば闘う場を俺が与えてやる

俺がおまえの王だ

 

 

感想

やっぱりアーサーが王様だった!
しかし、王弟の名前とかは国の中や他国に知らされていないものなのかな?
仮にも元々は王子だったわけで・・・。

クリスティナのなんかようわからんキャラとか、アンのお父さんもいろいろビックリだけれども
一番はアーサーさんの唐突さかな。

突然出てきて突然キスしてっていったいどうしたよ。
ってか、ホントに16歳ってことでいいのかな?

いちおう、義弟ではあるのでカザリンはアーサーの顔を知っていたって事だよね。
そして、人前に出てくる人が王本人じゃない事も知っている。

ケイっていうのは、王の影武者的な人の本名って事でいいのかな。
アーサーが王になる前に、ケイの恋人だった人の妹がアンって事??

ケイが本当は王弟で王位を継ぐことになったからアーサーとして王宮に戻ったと思ってるのか、
アーサーが王位に就くことになって、その影武者的な事をするから王宮に行った事を知っているのか、
そのどちらなのかが気になるところ。

美しい瞳で「責めないでください」っていうのは、何か責められる事をしたって事で。
それはケイと恋仲にあったお姉ちゃんになんかしたって事になるのかな。
なるんだろうな。
ケイ自身に惚れてたとしたら邪魔ものは容赦なく殺してそうな雰囲気あるし。。
でもケイに惚れてたとしても、王の従兄弟っていう立場に惚れてた可能性もあるからいろいろ闇が深そうな気配。

攫われちゃったスミレさん。

アルナ(本当はカミラ)が片言ぐらいなら分かると知って、今までの失言を思い出して誤魔化そうとするアデールwww

しかし予想に反して、ブラコン・シスコンだったのかなこの兄妹は。
そもそも本当の兄妹じゃないっぽい雰囲気があるし。
もしくは使用人が生んだ側室で、知らずに育ったとか何らかの事情はありそう。
旦那様(父)とアデールは大事とは言うけど、母親についてはいっさい触れてないし。
なんかよく分からないけど昔は戦場にいってたみたいだし。
10の頃から戦場でメシ食ってたって事は、やっぱりずっと家にはいなかったってことだもんねぇ。

スミレを攫った人は、お付きじゃなくて本当はスミレ自身がアルナ王女って事を知っていたのかな?
だからこその金額?
攫った人物自体は、スミレに手を出すのは禁止してるっぽいしね。

そしてアーサーはスミレがアルナ王女だって気づいてる?
気づいててこそのあの態度なのか。
お付きの騎士でも身分関係なく、スミレ自身を気に入ってるのか微妙なところ。

エドワードもスミレがアルナだって気づいてそうな気も微かにするし・・・。

今のお話の軸が3年前の話で、現在は多分1巻の冒頭にあった逃げるスミレで。
今回もちょっとだけ逃げるスミレの様子があるけれども・・・

「私は騎士、あなたを守護するもの」
「惚れた男の1人ぐらい守って見せる」

って・・・。

仮に、惚れた男がアーサーだとして。
アーサーの騎士になってしまったという事はあり得る?
その場合、アルナ(カミラ)は殺されてしまったとしか・・・。

どこかのタイミングでスミレが実はカミラでしたーって申告・・・はこの場合はもう、欺いたとみなされて罰されるだろうか?
アルナが王妃になって、ちゃんとアーサーと恋した上で王家が襲われて騎士のカッコに戻ってスミレが逃走・・・的な感じには、多分ならない気がするので、今後の展開がとても気になる。

とりあえず、アーサーとケイとエドワードの3人がちょっと面白すぎた。

シリアス台無しだな。

誰も偽物と気づいていない、だとしたらいっそ・・・ってカミラさんは何を考えたのか・・・。
あ、もしかして、誰も知らないのをいいことに自分が本当の王女として振る舞うことに決めたとか?
それならスミレがそのままアーサーの騎士になっても不思議ではないかも。
その場合、カミラは速攻で死んじゃうそうですけれどもね。

とりあえず、さらにごちゃごちゃになりそうな気がして先が楽しみでなりません。

 

 

猫成分

☆☆☆☆☆

(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

次巻はこちら

→ 性格がおかしいのは多分最初からな気がする『コールドゲーム3巻』ネタバレと感想

 

 

 

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