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本当にお付きの人は名前を教えてくれる気があるんだろうか『砂漠のハレム9巻』ネタバレと感想

砂漠のハレム9巻

砂漠のハレム9巻 の表紙は剣を構えるミーシェと、相変わらず何を考えているのか分からないアーレフ王。

アーレフ王の登場でいっきにお話が進んだものの、ミーシェとカルムの関係は進展したようであまりしてなかった9巻。

前巻のお話はこちら → 『砂漠のハレム8巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

アーレフ王の登場に困惑するミーシェ。ジャルバラの王にアナトリヤへ人質に行くように命令されて更に困惑する。カルムの為にアナトリヤに行ったミーシェはある日、南洲の宮殿が焼け落ちてカルムが死んだと知らされる

詳細あらすじ

アーレフ王と共にコレルがいる事に戸惑いを隠せないミーシャ。
そんな彼女に、コレルは自分はハルカ王女と同じように同盟強化のためにアナトリヤから嫁いだと教えた。
そしてコレルがアーレフ王の従姉だとミーシャは知るのだった。

急にアーレフ王に会わせたかと思えば、コレルの監視をしろとミーシャに言うカルム。

アナトリヤは同盟国だけれど、裏で不審な動きもある。
それにコレルが関わるのを防ぐためにも見張りが必要だとカルムは言う。

カルムの父親に会うために東州へ向かっているアーレフ。
そのため今夜一晩泊まる事になっているので、その間アーレフとコレルが二人で接触しないように気を配るように言われたミーシャ。

けれどミーシャはコレルが悪だくみをするような人物には思えなかった。
そう思いながらコレルを茂みから見張るミーシャだったが、すぐにコレルに見つかってしまう。

そしてコレル自身も「疑う事もカルムの仕事」だと理解してミーシャの行動をすんなり受け入れてしまった。
それを聞いたミーシャは言う。

じゃあ私は
代わりに信じる事にします

元々
人を欺くのは下手だし

コレルさんが
カルム王子を裏切るなんて
私には思えないんですよね

それを聞いたコレルは、監視ができないなら共にいて見張れとミーシャに言う。
そして、ミーシャに信じると言われるのは悪い気はしないと言うのだった。

その様子を離れて見ていたカルムとアーレフ。

カルムはアーレフに、アナトリヤとは良い関係を築きたいと思っていると告げた。
それに対してアーレフも同じだと言う。
けれど、カルムの言う「良い関係」と同義かは知らないと付け加えたアーレフ。
その視線の先には無邪気にコレルに笑いかけるミーシャが居た。

コレルと共に入浴をしていたミーシャ。
先に上がるコレルは監視代わりにミーシャの侍女を一人連れて行ってしまう。

ミーシャが1人になった所に、今度は侍女の静止を振り切ったアーレフが現れる。
少々付き合ってもらうと言ったアーレフは、近付いて来る足音を確認した上でミーシャの身体を引き寄せた。

けれど、すぐに侍女に呼ばれたカルムがやってきてアーレフをミーシャから引き離す。

何のつもりかと問うカルムにアーレフは言う。

──この娘が
お前にとって
どの様な存在かの確認だ

そう言ってアーレフは浴室から出ていってしまった。

残されたカルムとミーシャ。
急に掴まれて驚いたけど何もされていないというミーシャ。

けれどアーレフに掴まれた腕は震えており、また掴まれた跡が残っていた。
それを見たカルムはその跡に唇を寄せる。

あの男に
つけられた跡など
我慢ならない

そうして翌朝、アーレフ王は宮殿を出ていき何事もないまま数日が過ぎた。

王妃からの手紙で、東州へ呼び出されたカルムとミーシャ。
何でも王が2人に話があると言う。

2人を呼び出した王は単刀直入に告げる。

アナトリヤとの同盟維持の為
貴女には人質として
アーレフ王の元へ行ってもらいたい

と。

常にアナトリヤとカタートからの挟撃を危惧しているジャルバラ。
昨日、アーレフ王からジャルバラの王に進言があったという。

それはミーシャを引き渡すのなら、人質としての効力がある間はカタートとは接触しないと言うもの。

アナトリヤとの争いを避ける考えの王は、それを王命だと言った。

急な事で頭がついていかないミーシャ。
その日の夜2人きりになった時、カルムは今日の事は忘れろとミーシャに言う。
けれどそんな事は無理だとミーシャは一蹴した。

・・・私 頭は良くないけど
これは王命だって言ってた

逆らったら
カルム王子が罰を受けるかもしれない
って事くらいは分かるよ

それに私の事でもあるし
詳しく話して・・・

そういうミーシャの身体を押し倒してカルムは言う。

ならば
教えてやろう

人質になるという事は
再びあの男に
命を握られるという事だ

一日二日の話ではない

先日あの男に対し震えていたお前が
長期間それに耐える事ができるのか?

何も答えられないミーシャ。
そんなミーシャに俺の心配をするなど百年早いと言いおいてカルムは部屋を出ていってしまう。

耐えられる、と咄嗟に言葉が出なかった事に落ち込むミーシャ。
でも、妹・ヤスミンの事もあり、誰よりも争いを避けたいのはきっとカルム王子だとミーシャは知っていた。

翌朝、ばったりあったメフライル王にどうして自分が選ばれたのかとこぼすミーシャ。

そんな彼女に、メフライルは自分はアーレフだったとしてミーシャを選ぶと言う。

それだけ
カルムの存在は

大きくて
邪魔だって事だよ

メフライルの言葉の意味がよく理解できなかったミーシャ。

けれどその真意を尋ねる前に、アーレフとメフライルの部下が喧嘩しているのを見つけてしまう。

止めずに眺めているだけのメフライル。
そこにアーレフが現れて止めようとするが、メフライルが煽るような言葉をかける。
そのまま剣を抜こうとするアーレフとメフライル。

けれどそれを止めたのはカルムだった。

カルムがその場を治め、無言で去っていくアーレフ。
メフライルはやっぱり君は邪魔だと言って去っていく。

その様子を見ていたミーシャは思っていた以上に両国の関係は危ういと感じた。

私は
知ってる

カルム王子が
この国を
人々を

どれだけ大切に想っているかを

──させない

カルム王子の
大切なものを

壊させたりしない

そうして、ミーシャはカルムにアーレフ王の元へ行かせて欲しいと願い出た。
その言葉にカルムもあっさりと了承の意を示した。

そのまま一度南洲へと戻ったミーシャ。

けれど翌日にはもうアナトリヤに向かう事になる。

今までお世話になった人達にミーシャはお礼を言って回った。

最後にカルムの元を訪れたミーシャは、カルムに勢いよく抱きついてお礼を伝える。

私を妻にしてくれてありがとう

あなたのおかげで私は

ずっと幸せだったよ

笑い泣きしがら言うミーシャに、心配しなくても1年以内に帰って来れるから泣く心配はないと告げるカルム。
正確にはアーレフから取り戻すという。

人質を出す事が最善だと
理解していても

他の男にお前を預けるなど
考えただけでも
我慢ならない

・・・だが

決断できるお前を

誇らしくも思い
・・・どうしようもなく
美しいとも思う

そうして唇を重ねたミーシャとカルムだった。

アナトリヤに来て半年。

閉鎖された城の片隅の一室で、行動規制を受けながら暮らしているミーシャ。

ミーシャは侍女のアーニャとセーニャの他に、カルムが護衛に命じたモルジアナと共に過ごしていた。

庭で花を調べていたミーシャ。
視線を感じると思っていると、不意にモルジアナがナイフを投げた。

悲鳴が上がった茂みを覗いてみるとそこには一人の少女がナイフで服を木に縫い付けられていた。
ミーシャ達が近づくと服を破って逃げてしまう少女。
残された服の匂いを嗅いだミーシャは、いい匂いがすると恍惚とするのだった。

その日の夜、アーレフがミーシャの元を訪れた。
半年の間、一度も姿を見せなかったアーレフ。

その行動に身構えるミーシャ達だったが、アーレフは行動規制を一部解除すると告げた。

しばらく城内を歩き回れ

まだ足は掴めていないが
ジャルバラとの戦を画策している者がいる

おそらくは
ジャルバラからの
人質であるお前を
狙ってくるだろう

それは敵を炙り出すための囮になれということ。
モルジアナは反対するが、ミーシャは火種は消して置いた方がいいとその話を了承するのだった。

翌日、城内を歩いていたミーシャは庭を覗いていた少女を見つける。

逃げようとするその少女を捕まえたモルジアナが付け回していた理由を問うと、少女はゲームと言うのだった。

洗濯場の娘達と人質を先に見つけた方の勝ちというゲームをしていたという少女は、一回しかミーシャを見に行っていないと言う。
実際に洗濯場の子たちに尋ねるとみんな「退屈な毎日に刺激が欲しくてつい」とゲームをしていたことを認めるのだった。

迷惑料として道案内をするように捕まえた少女に言うモルジアナ。

案内されている途中にミーシャはいい匂いがすると少女の匂いを嗅いだ。
驚きながらも少女はポケットから花砂糖を取り出す。

興味深々なミーシェにその少女は、友達からもらったと言うその花砂糖をあげるのだった。

そのまま屋上に出たミーシェたちは遠くの景色に海があるのを見る。
海を越えれた西州。

ジャルバラと繋がっている景色。

カルムを思い出すミーシェに、洗濯係の少女はジャルバラはどんな所だと問う。

そうだね・・・

とてもいい所だよ

厳しい環境だから
みんなが助け合って生活していてね

バザールもとても賑やかだし
街の人達も働きものなの

私は

あの国がとても好き

その言葉に少女は、アナトリヤとは正反対だと呟くのだった。

翌朝、先日の少女を呼び出したミーシェは道案内のお礼にとジャルバラのコーヒーを振る舞った。

美味しいといいながら飲む少女にミーシェは良かったと言う。

合うと
思ったから
入れたの

あなたが
くれた
花砂糖

その言葉を聞いた少女は、慌てて飲んだコーヒーを吐き出した。

その様子だと
分かっていたみたいだね

洗濯場に隠されていた花の香りが
花砂糖と同じ香りだったから
調べてみたの

人を死に至らしめる
毒花の一種だった

その言葉に友達からもらったから知らないと少女はいうが、分かっていてくれたなら同じだとミーシェは返す。

モルジアナに押さえつけられる少女に、本当は花砂糖は入れていないと告げるミーシェ。
その後ろから一人の男が剣を振りかざす。

けれどその刃がミーシェに届く前に、男はアーレフによって切り捨てられてしまう。

いい囮役だったというアーレフは何か褒美を与えようかと申し出た。。
それに対して会えなかった半年間のカルム王子のことを教えて欲しいとミーシェは乞うが、求める情報はないとアーレフは言う。

先日知らせが入った

三月程前に
ジャルバラの王は
病が悪化し急死した
とな

王亡き今

アナトリヤへの
侵略を目論む
メフライルと

それを
止めたい
カルム

近いうちに
必ず二人は
ぶつかるだろう

カルムの元に、メフライルが兵を従えて南洲へ向かっているとの知らせが入る。

西州や東州の一部も加勢しおよそ一万五百ほどの兵。
それはおそらく三日後の夜には到着する。
兄が本気で来たことを知ったカルム。

カルムのいる南州には百五十の兵しかいない。

メフライルの目的はアナトリヤを制圧すること。
そしてカルムがいる宮殿はアナトリヤの王都に最も近く重要な拠点となる。

絶対にメフライルを阻止しないといけないが、太刀打ちできる兵力差ではない。
要は宮殿の軍事的価値をなくせばいいと言うカルム。

宮殿を磨き上げ、宝物庫に蓄えていた財宝を安全な場所へと移した。
貯蔵庫の食材は民へ配り、書庫の書物は孤児院に寄付。
そして妻達を全員送り出したカルム。

見送るカルムにコレルはミーシェに感謝しないといけないと言う。
自分たちの安全が確保できたのはミーシェのおかげでもあるから、と。

──・・・ああ

ミーシェが人質になった事で

父上が崩御されるまでは
兄上を抑える事ができていたからな

それにおかげで我々も
先手を打つ事ができた

メフライルがやってくるのを待つカルムは、別れる前のミーシェの言葉を思い出す。

幸せだと彼女は言ったが、自分の傍にいない事の何が幸せなんだ。

俺の為に

この国の為に

全てを失う覚悟まで決めて

──ならば俺は

この国を

民達を

必ず守り抜くと誓おう

そうしてメフライルと対峙したカルム。

兵に抑えられ、メフライルに髪を掴まれて降伏を迫られる。

けれどカルムはそれを拒んだ。

それなら力づくで奪うとメフライルが言いかけた時、宮殿に火災が発生という報せが入る。
動揺するメフライル達。

その意識がそれた瞬間、カルムは自分を抑えている兵の剣を奪って掴まれている髪を切り捨てた。

言ったでしょう
宮殿を渡す気はないと

それに兄上であろうとも

俺のものは奪えませんよ

そうして燭台を倒して炎の中に消えていったカルム。

結局メフライルは宮殿を奪えなかった。
これではアナトリヤへの進軍に時間を要してしまう。

それならばアーレフ王から来てもらう事にしようと考えたメフライルは、カルムが切り捨てていった髪を利用する事にしたのだった。

ジャルバラの王が亡くなったと聞いてしばらく経つが、何も情報が入ってこない事を不安に思うミーシェ。

ある日、急にアーレフから呼ばれて謁見の間に行く。

そこで渡されたのは一束の髪。

ミーシェの反応を見たアーレフは、本物で間違いないようだと確信しながらミーシェに告げた。

メフライルから連絡があった

南洲の宮殿は焼け落ち

カルムは死んだとの事だ

感想

カルムが恋しいなら「胸を貸そうか」って言うモルジアナに、カルムと胸が違い過ぎる・・・って突っ込んだのも束の間。
「何もないし」っていうミーシャにびっくりした。

モルジアナの「冗談だろう」の表情はもうホント読者を代弁してくれてますよね。

アナトリヤに来る直前に絶対なんかあったじゃん!!って別れかただったじゃん!!
その体に俺を刻み付けとけとかいいながら、チューだけで終わったとかそれはそれでびっくりだよ!!!

しっかしミーシェは強いねぇ。
ホントに人質としては最善の人かもしれない。

っていうかアーレフ王の真意はどこにあるのか。
実はちょっとミーシェの事気に入ってたりするの??

コレルさんはコレルさんでアーレフ王の事が気になってたりはするのかな?
彼女の反応的になにかこう、そんな感じもちょっとだけするようなしないような。。

なんだかんだ言いながらメフライルさんはまんまと乗せられた感がありそう。

カルム王子だったら、残した髪の毛をアナトリヤに送られる事までを見越した上での行動とかちょっとあり得るしな。

どうでもいいけど、カルム王子は短髪の方が似合うね。
もうずっと短いままでいてください!!

そして王の「急逝」ってのがちょっと気になる。
王妃の反応的にも毒物盛ったりしてないよね?ってちょっと心配になるよね。
今後の展開次第ではハルカさんが可哀想・・・(´・ω・`)

っていうか、次で最終巻なのちょっと寂しいな。
まあカルムが王になって丸く収まるかんじなんだろうけれども。。

最後が「カルムが死んだ」って知らせだけど、ここまで死んだ感が全くないのも珍しいよね。
めっちゃ安心して見てられる。
むしろアナトリヤへに来そうないきおいですよ。

猫成分

☆☆☆☆☆

(´・ω・`)


次巻はこちら

→ ……coming soon……

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