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下女でも官女でもやる事はあまり変わらなさそう『薬屋のひとりごと4巻』ネタバレと感想

薬屋のひとりごと4巻

薬屋のひとりごと4巻 の表紙は困り顔の猫猫とそれを見つめる壬氏。

壬氏に身請けされ宮中に戻った猫猫。
後宮勤めでは無くなったが様々な事件が猫猫のもとに舞い込んでくる。
そしてせっかく猫猫が戻ってきたのに壬氏が落ち込む事の多い4巻。

前巻のお話はこちら → 『薬屋のひとりごと3巻』ネタバレと感想』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

壬氏専属の下女として宮中に戻った猫猫。後宮勤めでは無くなって猫猫だが、高官・浩然の突然死、小火騒ぎ、河豚の毒事件と様々なトラブルと遭遇する。そして壬氏に付き纏う変人の話を聞いて嫌な予感がする猫猫だった

新たな登場人物

梅梅(メイメイ)

  • 緑青館の妓女
  • 花街の三大美姫の一人
  • 知性が高い

水連(スイレン)

  • 壬氏の官女
  • 壬氏のばあや的存在
  • おっとりそうに見えて手ごわい

楼蘭(ロウラン)

  • 新しい淑妃
  • 16歳
  • 衣装が派手

詳細あらすじ

壬氏に下請された猫猫。
そのまままた後宮に戻ると思われたが一度解雇した手前、同じ所での復職は難しかった。
そのため、後宮ではなく外廷で官女になるように指示を受ける。

しかし薬や毒に発揮される猫猫の記憶力は、他の興味のない事には全く発揮されなかった。
そのため壬氏の予想に反して猫猫は官女の試験に落ちてしまう。

結局、壬氏直属の下女として宮中に戻ることになった猫猫。

けれど宮中の官女達の中には、それを良しとしない者たちがいた。

ある日、5人の官女がなぜ猫猫みたいなのが壬氏に雇われているのかと突っかかってきた。
猫猫はうっかりと「嫉妬しているのか」と直球で聞いて、相手を怒らせてしまう。
下手に逆なでをすればリンチを食らいかねない。
その内の1人は冷静なようだったが、止めてくれるとは限らないと判断した猫猫はどうにかうまく切り抜けようと考える。

私のような醜女をあの天女のような方が特別扱いするような事は無いでしょうと訴えかける猫猫。
そんな事があの方は特殊趣味の持ち主だという猫猫の言葉に官女達はそんな訳ないでしょうと反論する。

そして何故、猫猫が選ばれたのかという問いに、猫猫は左手首の包帯を外して見せた。
包帯の下に隠されたものを見た官女たちは思わず悲鳴をあげてしまう

そこにあったのは、最近火傷薬の実験をしてぐちょぐちょになった素肌。

私が受けている仕打ちを知り、
救ってくださったばかりか──
こうして雇って食い扶持まで与えてくださって・・・

そんなお方を特殊趣味と!
特殊趣味と仰るなんて・・・!

そうして泣きまねをする猫猫に、そこまで言ってないと憤慨した官女たちはそのまま去って行ってしまった。

残された猫猫はやっと終わったと舌を出し、掃除に戻る。

それを隠れて聞いていた壬氏。
「特殊趣味」と連呼された事に静かにダメージを受けるのだった。

ある日、礼部の浩然が倒れたという報せが壬氏のもとに入った。

そしてそのまま浩然は亡くなってしまう。

まだ50過ぎで急逝してしまった浩然。
宴席中、瓶のまま酒を一気に煽ってそのまま倒れたという。

その話を聞いた猫猫は酒の一気飲みなら量によっては死ぬだろうと考えていた。

けれど、猫猫を呼び出した壬氏は浩燃の死因について疑問を抱いていた。

浩然が飲んでいたのはいつもの半量程度。
酒豪でどれだけ飲んでも平然としていたため、酒が原因とは思えない。

必要なものがあれば揃えるので、浩然の死について調べてくれと頼む壬氏。
その表情はいつものキラキラしいものではなく、とても必死な様子だった。

やれるだけやってみると言った猫猫は、まず浩然が飲んでいた酒を用意してもらった。
倒れた時に飲んでいたのは瓶が割れて流れてしまったため、種類が同じだけだという。

瓶に直接毒が入れられていれば分からないなと思いながらも、その酒を口に含んだ猫猫。
甘じょっぱい料理酒のような味がする事に驚いた。

大の甘党だったいう浩然。
酒も甘口で、つまみも甘味しかとらなかったと言う。
けれどそんな浩然も、昔は辛党だった。
それなのに今は食事の味付けまで甘くしていた。

その話を聞いた猫猫は、好みの変化という所に引っかかりを覚えた。
そして味覚以外に環境の変化はなかったかと尋ねる。
後は肴に塩は出たか、と。

そうして調べて欲しいものがあるという猫猫。
それと浩然が飲んでいた酒の瓶を破片でいいか手に入れて欲しいと言うのだった。

猫猫が調べて欲しいと言ったものは、浩然の経歴だった。

それを見た猫猫はやっぱりと思い、今度は瓶の破片を調べた。
破片の内側に付いている白い粉。

壬氏は毒かと思うが、猫猫は躊躇なくそれを舐めてしまう。
慌てる壬氏にその粉に火を近づけてみせる猫猫。

炎の色が変わる。

いつか見たその反応に、白い物質が塩だと壬氏は気づいた。

乾いて粒が残るほど、大量に含まれていた塩。
塩は人体に必要なものだが、大量摂取すれば毒となる。

そして辛党から甘党へと変わっていた浩然。
その味覚の変化が起きたのは、流行り病で妻子を亡くした時期。
浩然は心因的負荷が原因で、塩味だけが分からなくなっていたのだ。

そのため、大量に入れられた塩に気付かずに酒を呷ったと猫猫は推測した。

聞かされた内容に、誰が入れたと思うと壬氏は訊ねるがそれは自分の仕事ではないと猫猫は言う。

けれどそれは猫猫の精一杯の逃げだった。
もしそれを暴けば、また誰かが罰せられる原因になる。

真面目で信頼の熱い浩然さまを
煙たく思う者もいただろう。

少しばかり悪戯をしてやろうと思ったのか、
その人物はつまみに出されていた岩塩を瓶に入れた。

気付かず飲み続ける浩然の瓶に、
どんどん塩を入れていった。

浩然さまが塩味を感じられないとも知らず。

その酒を一気に呷るとも思わず──

──酔った勢いか、
はっきり害するつもりがあったのかは分からない。

でも──

突き止めれば誰かがその責を負う。
あの風明のように──

猫猫に労いの言葉をかける壬氏の佩玉が黒曜石になっている事に気付いた猫猫。
それは喪に服しているということだろうか。

ふいに浩然と親しかったのか尋ねた猫猫に、小さい頃から世話になっていた立派な方と寂しそうに壬氏は答える。
そして、礼だと言って上物のお酒を猫猫に渡すのだった。

養父がいた後宮に比べるといい薬草が少ないと思いながら、庭を散策する猫猫。
外廷の西側はあらかた探索し終えた。
あとは東側となるが、そちらには軍部があるために薬草探しをすれば怒られるかもしれない。
それに軍部には「あれ」がいると猫猫は物思いにふける。

ふいに後ろから頭を殴られた猫猫。
振り向けば先日、猫猫に突っかかってきた5人の中で唯一冷静だった官女がいた。

ここから先はあなたの立ち入る場所じゃないと告げて去っていくその官女。

東──軍部から来たという事は、軍部付きの官女なのだろうか?
そして白檀とちょっと苦いような香りがする事が引っかかった猫猫だったが、最後にはまあいいやとその場を立ち去るのだった。

ゴミ焼き場まで反古を捨てに行って欲しいと水連に頼まれた猫猫。

その帰り道にばったり李白と会った。

猫猫が一度解雇になった事を知らない李白に、後宮から「ある方の部屋付き」になったと李白に伝えると誰だその物好きはと言う。
その「物好き」という言葉に、猫猫は同意してしまう。

姉の様な存在である梅梅に環境にあった姿をしろと言われていた猫猫。
本当は外廷ではそばかすを入れず、多少は化粧もするつもりでいた。
けれど今まで通り化粧はせず、そばかすも絶対に入れるようにという壬氏の言葉で今まで通りの格好で居たのだった。

それを思い出した猫猫は、本当によく分からん物好きだとしみじみ思った。

そして部下に促されて、何かの現場へと向かおうとする李白。
近くの倉庫で小火騒ぎがあったという。

季節柄よくあることだが、なんでああなったか原因が不明。
その言葉を聞いた猫猫は、李白のようなそれなりの武官を向かわせるということは火付けの疑いありと考える。
そうして李白にくっついて勝手に現場へと向かうのだった。

現場をみた猫猫は、何かが爆ぜたようだと呟く。
李白も、倉庫番が突然爆発したと証言していたという。

倉庫は食糧庫で、小麦粉や穀物が収められていた。

密閉された空間に小麦粉。そして落ちていた煙管。

それらを見た猫猫は何が爆ぜたか分かったと李白に言う。

そうして木箱と小麦粉、水を用意してもらった猫猫。
木箱に小麦粉を入れ、穴を開けた板で蓋をしてしまう。

小麦粉で爆発なんて信じていない様子の李白は、危ないという猫猫の忠告を無視して木箱の側から離れなかった。
実体験した方が早いと考えた猫猫は自分と部下だけ離れるようにし、箱の横に李白が居る状態で木箱の穴に火種を放り込んだ。

一拍後に吹き飛ぶ木箱。

火の粉を被って驚く李白は、猫猫と部下から水を被せられながら説明を求めるのだった。

砂糖やそば粉、小麦粉などが充満した中に火を入れるとそれだけで爆発を起こす事があると説明する猫猫。
自身も何度か部屋を吹き飛ばした事があるという。

倉庫番には中で煙草を吸わないように伝えてくださいと猫猫は言う。
猫猫の話を聞いていた李白は、寒空の下で水を被った事もありくしゃみをしてしまう。
それを見た猫猫は風邪をひいたら、花街の羅門という薬師を訪ねてみてくださいと実家の営業をして去っていくのだった。

夜、煙管を持ったままだった事に気付いた猫猫。
倉庫番が持つにはずいぶんと立派な象牙の細工。
誰かからもらった大事なものかもしれない。
磨いて吸い口を付ければまだ使えそうなソレ。
もし家事の責任を負って辞めさせられても、これを売れば金になるなる。

そう考えた猫猫は、よしやるかと気合を入れるのだった。

壬氏から、空いた淑妃の座に新しい妃が就いたのは知っているかと切り出された猫猫。
そして後宮として妃教育をしたいそうだと伝えられる。

それに対して気のない返事をしていた猫猫は何故か講師をしろと言われるのだった。
最初は冗談だと思っていた猫猫だが、梨花からの推薦があると聞いて目を逸らした。

以前に妓女から聞いた技を教えたため、そういう方面に詳しいと思われたらしい。
そして絶対に面白がっているであろう玉葉からも推薦が来ている事を知り、観念するのだった。

緑青館から教材を取り寄せた猫猫。
上級妃4人に対して講義を行う。

その時初めてあった新しい淑妃・楼蘭はとても派手な衣装を着ていた。
顔立ちは北方生まれに見えるが、衣装は南方の物に見える。
そして何を考えて居るのかよく分からない雰囲気ではあったが、ムチムチではないその体型に後宮内の調和を狂わす事はなさそうだと判断するのだった。

講義後、室内に入った壬氏は思い思いの反応を示している上級妃達を見てどんな授業をしたんだと猫猫に尋ねる。
けれど猫猫は「後日、主上から感想をうかがってください」と言うだけだった。

ある日、高順から古い資料を見せられた猫猫。

それは十年前、ある商家で河豚毒にあたったとされる事件の資料だった。
昔、その事件に高順が携わっていたことがあるという。
そして先日よく似た事件が起きたので元同僚に相談されたという高順。

それを聞いた猫猫は、高順が宦官になる前はやっぱり武官だったのかなと一瞬考えるが、それよりも河豚だとすぐに意識を切り替える。

似たような事件というのは、魚の鱠を食べた官僚が1人昏睡状態だと言う。

調書ではしばしば鱠に河豚の皮と身の湯引きを使っていたが、毒を持つ内臓はいっさい使っていない。
それどころか、料理人はその日河豚を使っていないと証言をしている。
今回も、十年前の事件でも。
実際に厨房を調べてみたが、ゴミの中にも河豚の身の残りも無かった。
けれど使用人や奥方が遠くから料理を見ただけで、完食をしているので料理も残っていないから証明が難しい。

食べてから倒れるまでおよそ四半刻。
呼吸困難、全身の麻痺というのは河豚毒の症状と一致するが、これだけでは情報が少ない。

料理の詳細を見るも、鱠の調理書は季節や仕入れに応じて変えられているため詳細な材料は書かれていなかった。
情報の少なさに頭を悩ませる猫猫だったが、使っていた野菜が海藻だと聞いてある事に思いつく。

そして、その家の厨房を見せて欲しいと高順に頼むのだった。

実際に事件のあった家の厨房を訪れると、原因が判明するまではと厨房は使われていなかった。
看病疲れで寝込んでいる妻に代わり下男が案内してくれた。
けれど猫猫達が来ることを聞かされていなかった、倒れた屋敷の主人の弟は猫猫達を早く追い出そうとする。

調理器具や皿は洗ってるが、生もの以外はそのままだという厨房。
ある壺を開けた猫猫は、中身が倒れた屋敷の主人の好物である海藻の塩漬けだと聞かされる。

いつも食べているものだから関係ないと思うと言う下男。
けれど猫猫はその海藻の塩漬けをこっそりと袖の中に忍ばせ、早く帰れと言う屋敷の弟の言葉通りそこを引き上げたのだった。

猫猫が取ってきた海藻。
それが採れる時期はまだ先で、塩漬けにした所で今の時期まで持つ物ではない。
この辺りで採れたものではなく、交易で入ってきたものだと猫猫が推測した。

調べた結果、オゴノリというその海藻は南方から買い付けたものだった。

本来毒があるオゴノリ。
けれどその毒は石灰に漬ける事で無毒化できる。
そのため、その辺りではそう処理して食しているが仕入先の南方ではおそらく食べる習慣がなかった。
けれど北方では食用になると知り商人が持ち込んできたもので、おそらく石灰での処理をされていなかった。

では、誰が正しい処理もされていない危険性が高いオゴノリを交易商に扱うように提案したのか?

その答えはすぐに知れた。

犯人は倒れた役人の弟だった。

動機はいたって単純。
調子に比べて軽んじられる次子の立場に嫌気がさしたとのこと。

酒場で飲んでいる時に、偶然十年前の事件を知るものと隣り合い、世間話でオゴノリの有毒性を聞いたという。

それは果たして偶然なのか?

浩然の死に倉庫の小火と立て続けに事件が起きている。

けれど考えても分かるはずもないと思った猫猫は、楽しい事を考えようとする。

身請けの際に壬氏からもらった冬虫夏草。
薬酒にしようか、丸薬にしようか。

それを考えるだけで猫猫の頬は緩んだ。

その時、ふいに壬氏から声をかけれれた猫猫。
突然のことで、満面の笑みで迎えてしまった事を猫猫は後悔する。
反対に猫猫から満面の笑みを向けられた壬氏は一人で悶えるのだった。

取り乱した壬氏は、少し疲れていると言った。

苦手というか馬が合わない人物に居座られて、全く仕事にならなかったという壬氏。

その相手は軍部の高官で四十路を過ぎても妻帯せず、仕事の他は碁や将棋を討ちながら噂ばかりをしている変人だという。

上げられた特徴に心当たりのあった猫猫だったが、嫌な感じの事は忘れようと気持ちを切り替える。

けれど・・・

──残念ながら、
忘れたところで、
嫌な予感というのは
当たるものなのだが。

感想

まさかの官女の試験に落ちちゃう猫猫。
いや、まあ、頭よさそうに見えるけど、確かに興味のない事には見向きもしないタイプだわな。

そして壬氏さまが必死過ぎるwww
化粧禁止、ソバカスつけとけって・・・完全に美人モードの猫猫を見せたくないだけじゃん!
そしてそれを察せずに特殊趣味だという猫猫。
全く伝わってなさすぎて可哀想。。

しかしあんな扱いを受けても惹かれていく壬氏さまも大概だよねー。
満面の笑みを向けられただけで悶えちゃうとか。大丈夫かな・・・。

ところで、絡んできた官女たちのうちの冷静だった人と、楼蘭妃が似てる気がしたのは私だけ?
同一人物かな?って思ったけどさすがに後宮にいる妃がふらふらはできないか。
でも匂いがどうこうっていうのもちょっと気になったし・・・
小火とかオゴノリ事件とか、そういうのの後ろで糸を引いてるのがあの官女とかそのあたりかな?

そして白鈴の筋肉フェチの理由の「筋肉は裏切らない」っていうのはちょっと笑ったwww
李白は李白でなんか可哀想なキャラの位置づけになってそうだし。
あのまま終わる人だと思ったけど以外と出番あったね。

さてはて壬氏の想いが通じるのが先か、苦労性の高順の胃に穴が開くのが先か。気になるところです。

あと、軍部にいる変人とは一体なにものなのか・・・。最後にちらっと出てきたシルエットがいかにも怪しそうだったけれども。。。

羅門も何か宮廷におもう所があるようだったし。。先が非常に気になる所。

猫成分

☆☆☆☆☆

(´・ω・`)


次巻はこちら

→ ……coming soon……

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とくにジャンル問わず読むが、少女漫画やファンタジー、ほのぼの系が多数。メインは漫画、たまに小説。漫画は完全単行本派。時々小説。Landreaall、ボクラノキセキ、クイーンズ・クオリティが特に好きです。小説は有川浩さん、小野不由美さん、上橋菜穂子さんなど。

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