ねこ好きの本棚

今まで読んだ本のあらすじ紹介や感想、考察などを載せています。漫画がメイン。猫はいたりいなかったりです

メニュー

花街育ちの割に色事にはやや鈍い猫猫『薬屋のひとりごと2巻』ネタバレと感想

薬屋のひとりごと2巻

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳2巻 の表紙は猫猫の肩を抱く壬氏と嫌そうな猫猫。

後宮にて様々な問題が発生する中、嬉しそうに毒を食べたり、真相をよく知らずに里帰りしたりする猫猫に振り回される壬氏。
毒や薬に対する猫猫のヤバさが目立つ2巻です。

 

前巻のあらすじはこちら → 『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳1巻』のあらすじ紹介

以下ネタバレあり

 

簡単あらすじ

園遊会中に毒見をしていた猫猫は毒が盛られていることに気付くが、その膳は本来玉葉妃ではなく里樹妃の分だった。周りに誤解をふりまきながら里帰りしたり、毒物混入犯らしき人物が自殺したりと後宮は今日も騒がしい

 

新たな登場人物

阿多(アードゥオ)

  • 上級妃の一人、淑妃
  • 男装の麗人
  • 35歳
  • 柘榴宮の主
  • カラーは黒

里樹(リーシュ)

  • 上級妃の一人、徳妃
  • 14歳
  • 金剛宮の主
  • カラーは白
  • 元々は先帝の妃

李白(りはく)

  • 武官
  • 犬っぽい
  • 出世株

白鈴(ぱいりん)

  • 緑青館の妓女
  • 花街の三大美姫の一人
  • 体躯のいい人が好き

 

 

詳細あらすじ

年に二回の宮中行事、園遊会。
今回は後宮の中で特に尊ばれる4人の妃全てが揃うという事で、いつもより華やかなものになるという。

園遊会に参加するために着飾らされた猫猫は、今まで顔になったソバカスが化粧で入れていたものだと知られてしまった。

なんでも育った花街では「女なら誰でもいい」と路地裏に連れ込まれることがあるので、少しでも醜い方が安全だったと言う。

その代わりに後宮に売り飛ばされてしまったという猫猫に、管理が行き届いていない事を詫びる壬氏。
猫猫の給金の一部がかどわかしの犯人に入っている件については何とかすると言い、猫猫の髪に自身の簪を差した。

壬氏の他に、会う侍女皆に簪を配っている李白と梨花からも簪を貰った猫猫。
簪を渡すと言う行為は、滅多に外の人と会えない後宮の侍女に勧誘の印で渡すと言う。
また他にも意味があると言うがそれについては全く興味を見せない猫猫だった。

 

また、園遊会で皇弟が病弱で誰も姿を見た事がないことや、阿多妃と里樹妃の侍女たちの間に確執があること、幼く空気の読めない里樹妃とその侍女の間が上手くいっていない事を知った猫猫。
食事が始まり毒見を行う最中、いつもと違う食材が使われている事から玉葉妃と里樹妃の膳が間違えられていることに気付いた。

その後に出された膳に毒が入っている事を見抜いた猫猫は、壬氏に里樹妃とその毒見役の侍女を連れてくるように頼む。

里樹妃の腕を確認してアレルギーがある事を確信した猫猫。
アレルギーのあるものを食べるのは命を落とすこともある。
それを知って与えたのなら毒を持ったも同じだと2人に釘を刺すのだった。

 

そして本来、里樹妃が食べるはずだった料理の鍋を猫猫は調べる。
そこには、4人分の指紋が付いていた。

料理をよそった者、配膳した者、里樹妃の毒見役、毒を盛った犯人と思われる者。

毒見役の指紋が付いていたのは玉葉妃の分と入れ替える為。
他の妃は五行に沿った色を纏い侍女はそれに準じていたのに、里樹妃だけ外れた色を着ていた。
浮いた衣装で園遊会に参加させ、食べれない物が入ってる膳と入れ替えて里樹妃に恥をかかせようとしたのだろうと猫猫は言う。

 

つまり、実際に毒で狙われたのは里樹妃となるが犯人も理由もまだ謎である。

 

その噂でもちきりの中、猫猫は小蘭から園遊会でもらった簪の意味を聞く。

身元保証人がいれば一時帰宅が可能と聞いた猫猫は、実家に里帰りをしたいから手伝って欲しいと李白に頼みに行くのだった。

対価に、王都の妓楼の中でも老舗の大店、緑青館で花見を猫猫は提案する。
大金を積んでも会えないような、花街の三大美姫を紹介出来ると言われて李白はその申し出を受けた。

 

李白を保証人にして三日だけ里帰りができた猫猫。

里帰りした翌朝、急患でたたき起こされる。
養父と共に駆け付けた猫猫が見たのは倒れた妓女と客の男。

噛み煙草が目についた猫猫は炭を用意しようとするが、養父は水を大量に持って来いという。

確かに噛み煙草はあるが、吐しゃ物の中に葉は混ざっていない。
そうすれば毒が入っていた可能性があるのは酒器。

目の前の可能性に飛びつくのは危ないよ。
憶測と思い込みは目を曇らせる。

適切な処置をする養父をみて、やっぱりおやじはすごいと思う猫猫だった。

 

そして妓女が毒を盛ったんじゃないかと憶測する猫猫を養父は止める。

 

猫猫。
──妓楼も後宮も同じだよ。
明らかにしない方がいいこともある。

きらびやかで美しい花園。
その底には昏い毒がたゆたっている。

そういうものは陽の下に晒さないほうがいいんだよ。

 

 

 

そして、たった三日の里帰りを終えた猫猫を待っていたのは不機嫌な壬氏だった。
猫猫が後見人に選んだ李白とはどういう男だと問い詰める壬氏は、義理でもらったものに俺は負けたのかと拗ねた様子を見せる。

また壬氏に対しては対価が思いつかなかったと言う猫猫は、

一夜の夢に大変喜んで頂いた(妓楼で)
対価は自分が払った(妓楼の代金)
大変ご満足いただけて頑張った甲斐があった(給金の前借り)
もっと頑張らなきゃいけない(白鈴を出されたために金額が足りない)

と、壬氏が誤解してるのに気づかずに力説する。

その後に簪を貰った相手を身元保証人として外に出るのは、本来『逢引』のためだというのを猫猫は知るのだった。

 

 

ある日、堀から上がった侍女の水死体。

太医に水死体の検分を頼まれるが、死体に触れるなと言われていると猫猫は断る。

なんでも、

人間の身体も薬になる

──と知ったら、死体でもなんでも
集めたがるだろうから
その一線は超えるな

と養父に言われているらしい。

 

その言葉を守って遺体に触りはしないが、観察はする猫猫。

服の様子からして下女。
溺死でもそう時間がたっていない綺麗な死体。
なぜか剥がれた手の指の爪。
そして、纏足。

この下女の荷物からは遺書が見つかり、園遊会での毒物事件で里樹妃の暗殺を企てていたと書いてあった。

けれど何故下女が暗殺を企むのか、毒はどこで手に入れたのか、すべて一人でやったのか。
悩む壬氏に、猫猫は自殺の可能性はあるが一人では不可能、必ず協力者がいると伝える。

堀の上に上るには梯子か足場を利用する必要があるが、職人用に残された足場はわずか。
纏足の下女が利用するのは不可能だった。

自殺か他殺かは分からないが、生きて堀を登り、誰かが梯子を外した。

その話を聞いた壬氏は、高順に引き続きの調査を命じる。

 

一方で猫猫は、直近で2度も目の当たりにした自殺か他殺かあやふやな事件に想いを馳せる。

 

他人に殺されるなんてまっぴらごめんだ。
かといって自分から死にたいとも思わない。

でも人はいつか死ぬ。
だったら──

せめて飲んだことのない毒で死にたい。

何を考えて居たと問う壬氏に、死ぬならどんな毒にしようかとと猫猫は返す。

 

もし
私が処刑さるようなことがあれば、
毒殺にして頂けませんか?

もし私が粗相した場合
処分を下すのは
壬氏さまでしょうから。

 

平民の自分の命は吹けば飛ぶような軽い物だと言う猫猫に、壬氏はそんなことはしないと伝える。

けれど猫猫は、する、しないではなく、できる、できないの話だと静かに告げた。

 

 

そして高順は下女の協力者は見つける。

それは慎重に事を運ばなければ混乱を招く人物。

 

柘榴宮の風明。
淑妃、阿多妃の侍女頭だった。

 

 

感想

ソバカスの有無だけで相手が分からなくなるって、みんな普段何を見てるんだと言いたい!!

龍を模した装飾品は通常は王家の持ち物っていうのを踏まえたら、病弱な皇弟っていうのが壬氏って事でいいのかな?
何でそんなことをしてるのかは謎だけれども。

毒見役が美味しそうに食べたから、本当に毒が入ってるのか疑って食べてみる大臣って・・・。
馬鹿だとは思うけれど、あんな顔をする猫猫も悪いと思う。

毒を食べるのが好きって、たぶんなかなか周りには理解されないと思うし。
毒を食べて平気そうな顔をしていても普通に周りは心配すると思うよ。
っていうか、ホントに美味しいの????

猫猫がソバアレルギーって何か不思議。
そして何度も試すなよ・・・・。

嫌がらせで侍女が里樹妃と玉葉妃の膳を入れ替えた。
そしたらたまたま里樹妃を狙う奴が毒を入れてたために、玉葉妃の膳に毒が入る事になった。
っていうことでいいのかな?

侍女の嫌がらせと毒の混入は別ものでいいのかな?
アレルギーあるの知ってればそればっかり大量に食べさせようと仕向けたらいいんだもんね。
毒を盛るよりは足が付きづらいか。
って考えるとアレルギー問題は単に好き嫌いと思って、恥をかかせてやろうって算段かな。

猫猫を妓女にしたがら緑青館のおばあさんと、別れ際に白鈴が「会っていかないの?」って聞いたのは何か関りがあったりするのかな?
「おやじ」って呼んでるのが養父だとして、本当の両親は?
実はお母さんが妓女だったりする???

「俺」って言いながら拗ねる壬氏は何かかわいいな。
そして全力で勘違いを爆発。
それを楽し気に見つめる玉葉妃。

壬氏=皇弟なら、玉葉妃にとっては義理の弟だしそういう反応にもなるかな?
でも壬氏が皇弟って知ってる人間の範囲ってどうなってるんだろう??

壬氏は猫猫への気持ちを自覚してるのかな?
玉葉妃や高順は気づいてそうだけど自覚って面ではどうだろう?

自覚してるとなれば、いきなり処刑するなら毒殺にしてね。
軽い命だし、しないとかじゃなくてできるでしょ。みたいなことを言われてちょっとかわいそう・・・

最後のページの感じだと阿多妃がちょっと悪そうな顔に見えるけど、そう見えるだけで悪いのは侍女だけかな?

後宮の問題解決の方に重きを置かれているんだとは思うんだけれど、壬氏と猫猫が進呈する可能性があるのかは気になるところ。
今の所、不憫な壬氏しかいない・・・。

おやじ殿も後宮になに関わり合いがあるみたいだし。
これからどうなっていくことやら。。

 

 

猫成分

☆☆☆☆☆

妓楼とかに居てもよさそうなものじゃない?

 

 

 

 

 

次巻はこちら

→ どうにか里樹妃の環境を改善してあげて欲しいと思う『薬屋のひとりごと3巻』ネタバレと感想
 

 

 

スポンサーリンク

     

関連記事

  1. 薬屋のひとりごと3巻
  2. 薬屋のひとりごと4巻
  3. 薬屋のひとりごと1巻

コメントをお待ちしております

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク




ブログランキング

よろしければ、ポチっと押してやってください。励みになります。
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ 

ブログランキング・にほんブログ村へ

PROFILE


管理人:にぼし



とくにジャンル問わず読むが、少女漫画やファンタジー、ほのぼの系が多数。メインは漫画、たまに小説。漫画は完全単行本派。時々小説。Landreaall、ボクラノキセキ、クイーンズ・クオリティが特に好きです。小説は有川浩さん、小野不由美さん、上橋菜穂子さんなど。

アーカイブ

スポンサーリンク