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どうにか里樹妃の環境を改善してあげて欲しいと思う『薬屋のひとりごと3巻』ネタバレと感想

薬屋のひとりごと3巻

薬屋のひとりごと3巻 の表紙はお菓子を食べる猫猫と玉葉妃。

里樹妃暗殺未遂の犯人を探すうち、思いがけない昔の事件の真相にたどり着いた猫猫。
思った事ははっきりと言葉にしないといけないと痛感する3巻。

前巻のお話はこちら → 『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳2巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

壬氏の命で柘榴宮を訪れた猫猫は里樹妃暗殺未遂の犯人にたどり着くものの、この事件が原因で後宮を解雇となってしまい。互いに言葉が足らなかった結果、猫猫を引き留められなかった壬氏はげっそりと落ち込むのだった

新たな登場人物

風明(フィンミン)

  • 阿多妃の侍女
  • 養蜂家の娘
  • よく働く

詳細あらすじ

淑妃───阿多妃の位を下げるという噂が後宮にあった。

玉葉は十九、梨花は二十三、里樹は十四、阿多は三十五。
東宮妃時代に一度、男子を生んだ阿多だったがその子は亡くなってしまった。

その阿多妃を位を下げ、新に輿入れする高官の娘を上級妃にするという話だった。

翡翠宮で行われるお茶会に訪れた、徳妃の里樹。

ふるまわれるものが柑橘の皮を蜂蜜で煮た物だと知り、里樹は表情を曇らせる。
それを見た猫猫はこっそりと玉葉に耳打ちし、生姜湯に変更した。

里樹の蜂蜜嫌いを知ってて黙ってたであろう侍女の姿を見て、猫猫は里樹が侍女から苛められているのを確信するのだった。

壬氏から自殺した下女が、里樹の暗殺未遂に関わっていた事を聞かされた猫猫。
翌日、阿多のいる柘榴宮に手伝いに行って欲しいと頼まれるのだった。

猫猫は柘榴宮へ自分が寄こされたのが手伝いだけが理由ではなく、柘榴宮に里樹暗殺未遂に関わった者がいると気づく。

柘榴宮の侍女たちは忠誠心が強い。
4夫人のうち一人が下ろされようとして、そのうち阿多が最有力候補。
けれど、他の妃───例えば里樹妃が暗殺され、徳妃の座が空けば阿多の淑妃としての立場は守られる。
柘榴宮の者ならそう考えてもおかしくなかった。

柘榴宮での手伝いの最中、猫猫は阿多の侍女・風明が右手に火傷を負っている事に気付く。
また、彼女の部屋には沢山の蜂蜜があった。

里樹の件で、蜂蜜に関して気になる事があった猫猫。
なぜ、里樹は蜂蜜が苦手なのかと考える。

けれど、特に壬氏に報告すべき内容はなかった猫猫は「何もなかった」と壬氏に伝える。
それに対して壬氏は、「炎の色が変わる木簡を使っていた可能性のある人物はいたか?」と尋ねた。

憶測でものを言うのは好きではない猫猫だが、求められて拒める立ち場でもないので「あくまで可能性」として、侍女頭の風明の名を告げた。

風明の腕にあった、治りかけだがそう古くはない火傷跡。
木簡は袖が燃えた服にくるまれていた。

風明が黒幕というのは考えにくいが、人は一面を見ただけで判断する事はできない。

高順に頼んで里樹の元に訪れた猫猫は、里樹に蜂蜜が嫌いな理由を尋ねる。

赤子の頃に蜂蜜を食べて生死の境を彷徨ったと乳母や侍女から聞かされ、怖くて今でも食べれないという里樹。
そして、その話を柘榴宮の侍女にも話した事があるという。

それを聞いた猫猫は、十年から二十年前の後宮の記録を調べ出した。

17年前、主上が東宮だった頃に阿多妃は子を授かった。
主上の乳姉弟で、東宮時代は唯一の妃だった阿多妃。
そして、同時期に皇弟も生まれている。

阿多妃の生んだ男児は、乳幼児のうちに死亡した。
立ち会った医官は男児を死なせた罪で追放。
その追放された医官は、羅門────猫猫の養父だった。

風明の元を訪れた猫猫は自身が羅門の娘である事を明かし、17年前の出産の時になにがあったのかを訪ねた。

阿多妃の出産中、皇后が産気づきそちらへ行ってしまった羅門。
その時、対応が遅れたせいで阿多妃は子宮を失った。
挙句、無事に生まれた男児を亡くならせてしまった。

けれど、その亡くなった男児の世話をしていたのは風明だった。

羅門が後宮に居たなら、鉛白入りのおしろいは禁じていたはず。
だから、それらが原因で死なせてしまったとは考えられない。
残る可能性は、蜂蜜の毒。

風明は赤子にのみ効く毒がただの蜂蜜に混ざっている事を知らなかった。
なので、滋養にいいからと毒見して与えた蜂蜜が男児を死なせる結果になってしまった。

その事を風明に決して知られたくはなかった風明。
けれど、里樹から蜂蜜の毒の事を聞くかもしれない。
そう思い、風明は里樹を殺そうとした。

毒を入手するため、木簡を燃やした炎の色を暗号にして外部の者と密かにやりとりをした。
けれど、毒殺が未遂に終わるとその罪を下女に着せて自殺に見せかけて殺した。

───でも、下女は風明が殺したのではなく、本当に自殺したのだった。

本当は阿多に疑いがかからないよう、自殺しようとした風明。
それを見た下女は、代わりに死ぬと申し出た。

己はただの下女だから他に累が及ぶ事はないが、風明の場合は侍女頭。
阿多に責めが及ぶ可能性もあると、阿多の為に自殺したという。

それを聞いた猫猫は分からないと思う。

誰かをそこまで想う心も。
そんな人が、一体何を望むのかも。

私が報告すれば壬氏さまは風明さまを捕えるだろう。

極刑は避けられない。

それでも、
里樹妃暗殺未遂は四夫人の座に空席を作るためと思われている。
阿多妃を後宮に留まるためにし仕組まれたものと・・・

だったら、そう思わせておけばいい。
十七年前の赤子の芯を暴いたところで、傷づく人が増えるだけだ。

動機は一つあればいい。

そう考えた猫猫は、泣き崩れる風明に一つ提案をするのだった。

そうして、里樹妃暗殺未遂の黒幕として自白した風明は動機を「阿多妃の四夫人の地位を守る事」の一点だけを主張しているという。
結果、前々から決まっていた予定通り、阿多妃は年明けに南の離宮に移る事となった。

阿多妃が後宮を去る妃の前日の夜。
眠れずに散歩していた猫猫は、阿多妃と出くわした。

一杯付き合わないかと猫猫に酒を勧めた阿多は語る。

息子が私のもとからいなくなってから、ずっと私は主上の友人だった。
いや、友人に戻ったと言うべきかな。

妃に選ばれるとは思ってなかったし、選ばれた後もいわゆる房事の指南役だと思っていた。

・・・その程度で得た淑妃の座だ、縋るべきじゃなかったのかもな。
さっさと次に受け渡せばよかった。
そうすればきっと・・・

そう話す阿多の横顔に、どこか既視感を覚える猫猫。

阿多と別れた後、今度は酔っぱらった壬氏と遭遇した猫猫は壬氏に後ろから抱きしめられる。

最初は逃げ出そうとした猫猫だったが、涙を流しながら少しだけだという壬氏にほだされ、少しだけ付き合うのだった。

翌日、後宮を去る阿多妃と、それを見送る壬氏。
その並んだ姿を見た猫猫は、阿多妃と壬氏が似ている事に気付く。

そして、阿多妃の言葉に引っかかりを覚えた。

息子が私のもとからいなくなってから───

「死んでから」ではなく「いなくなってから」と言った阿多。

同時期に生まれた赤子。
阿多妃は出産の時に、何かあれば東宮の子より皇帝の子の方が優先されると思い知った。
もしかしたら阿多妃は子をすり替えを行い、羅門が追放だけではなく肉刑まで受けたのは赤子のすり替えに気付かずに本当の皇帝の子を死なせたからではないのか?

そこまで考えた猫猫は、いくらなんでも妄想が過ぎると己の考えを振り払うのだった。

風明が里樹を暗殺しようとした件で、血縁者だけではなく取引のあった商家の娘もまとめて解雇される運びとなった。
実家の養蜂家が手広く商売をしていたようで、取引先も含めると関係者は八十名程となる。

そして、猫猫を後宮に売った人攫いも風明の実家と取引があった。

隠ぺいは可能だが、どうすべきかと壬氏は悩む。

このまま後宮勤めすることを望むだろうか?
命令をすればここに残るだろうが・・・
隠ぺい工作してまでこちらの望みを通したと知ったら、
あいつは・・・どんな顔をするかな・・・・

悩む壬氏の元に、大量解雇の噂を聞いた猫猫が訪れる。

玉葉の侍女になってからは毒見もでき、医局にも出入りできるこの生活を気に入っていた猫猫。
解雇はされたくないという願いは虚しく、解雇のリストに自身が入っていた事を知る。

静かにショックを受ける猫猫に、壬氏はどうしたいと問いかけた。

できればここに残りたい──が、
そんなこと、自ら願い出られる立場じゃ・・・

下働きでもまかないでもなんでもやるから残してくれ・・・・!

そんな思いを抱えながら、「ただの侍女なので、ご命令のままに」と答える猫猫。

けれど猫猫の想いは届かず、解雇となってしまうのだった。

猫猫が後宮を去ってから、一週間。

後宮にはげっそりとやつれた壬氏の姿があった。

その姿に高順は、幼いころ新しい玩具に見向きもしなかった壬氏の姿を思い出す。

玩具であれば、気に入るまで新しいものを用意すればよかった。
だが、玩具以上の存在だからこそ小猫を手放された。

代替が無理なら、本物を用意するしかない。
厄介な事だ。

あの武官・・・李白と言ったか・
李白なら小猫の実家について知っていよう。

そうして高順は動き出すのだった。

一方の猫猫は、緑青館で働いていた。

ある日、李白の紹介の客が三美姫まとめて屋敷に招いての宴を催すという。
そこに連れていかれる猫猫。

絢爛豪華な宴の中、酌をして回る猫猫は辛気くさく塞ぎこむ男を目にする。
酌を断るその男の側を離れかけて、猫猫はある事に気付いた。

俯く男の前髪を救い上げると、その男は壬氏だったのだ。

猫猫の姿を見て、妓楼で働いている事知った壬氏は驚く。
まだ個人で客を取っていないという猫猫の言葉に、壬氏は俺が買ってやろうかと申し出た。

その言葉に、もう一度後宮勤めも悪くないと笑う猫猫。

後宮が嫌で出ていったと思っていた壬氏は不思議そうにする。

そんなこといつ言いました?
私は残りたかったのに、解雇にしたのは壬氏さまでしょう?

不満があるとすれば毒実験ができないことくらいで───

その言葉を聞いた壬氏は、そういうやつだよなと笑う。
そうして猫猫に触れる壬氏は、子供っぽい顔で笑うのだった。

数日後──
花街に麗しい貴人が現れる。

婆さんも目がくらむような金子と、
なぜか虫から生えた奇妙な草を持ったその貴人は、
一人の娘を所望した。

その姿に喜んで駆け寄った猫猫は、壬氏を素通りして草に喜びの表情を見せるのだった。

感想

とりあえず、里樹妃の環境をどうにかしてあげて欲しいなーって思った。
阿多妃が居なくなっちゃったら、さらに庇ってくれる人とかいなくるんじゃないんだろうか・・・?

でも侍女たちも里樹妃を苛めて何が楽しいんだろう?
粗相して里樹妃が恥をかいて後宮での立場が無くなった場合に、侍女たちも困ったりはしないんだろうか??

いろいろと不思議だわ。

猫猫の妄想とかじゃなくて、本当に阿多妃は息子と皇帝の子を入れ替えたんじゃ・・・。
だから表向きは今の皇帝の子が死んで、皇弟が生きてる事になってるけど・・・本当は生きてるのは皇帝の息子だから皇子?
でも入れ違いとかいろいろあったから隠したままにしてる?

皇帝の子と東宮の子を入れ替えた挙句、皇帝の子を死なせてしまった阿多妃の子供を皇子にさせれない。とかなんとかあったりするのかな?

そして、壬氏さまが皇弟と思ってたケド、皇帝の息子だってことになるのか。
阿多妃と壬氏さまが似てるっていうのでもう完全決まりだよね。
高順が昔の壬氏さまとの記憶を思い出した時に、呼びかけの名前の部分が出てなかったのも多分これに関わる気がするし。

壬氏さまが一緒に飲んだ挙句に追い出したのってきっと阿多妃だろうし。
淑妃としての立場はどうでもよかったけど、母として壬氏の近くに入れるならっていうのでその場所にしがみついてったって言うのはあるのかな?

そして、壬氏が皇帝の息子だっていうのを知ってるひとは一体どれくらいいるのか・・・。

「言葉が足りないと言われたことないか」って壬氏さま言ってるけど、あなたも大概足りないと思います。
足りない×足りないのせいであれだったけど。
どっちかでもちゃんと言葉にしてたら、壬氏さまそんな大金払わなくてもよかった気が・・・。

まあ、これで猫猫を攫ったところと縁が切れるからよかったのかな?

虫から生えたーって冬虫夏草かなって一瞬思ったけど、冬虫夏草ってキノコじゃなかったっけ?
草もあるのかな??

とりあえず、薬に負ける壬氏さまwww

でも、猫猫の気を引くには十分な貢物だよね。

そして高順が大変そうだ。
ホント、猫猫をどういう口実で宮中に戻すんだろう。。

猫成分

☆☆☆☆☆

(´・ω・`)

 

次巻はこちら

→ 下女でも官女でもやる事はあまり変わらなさそう『薬屋のひとりごと4巻』ネタバレと感想

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