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若菜ちゃんがアパートの掃除をしてると思って一瞬驚いた『ましろのおと22巻』ネタバレと感想

ましろのおと22巻

ましろのおと22巻 の表紙は桜ちゃん。
父親が倒れて大変な桜と何かをしてあげたいと思う雪。
雪の中で桜への感情がはっきりとしていく22巻。

前巻のお話はこちら → 『ましろのおと21巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

父親が脳梗塞で倒れ、桜は伯母のいる長野へ行ってしまった。STCの仕事はライブ以外入らず舞は生活に困っていた。桜の父と自分の祖父の事を重ねて自分は非力だと落ち込む雪は、桜に三味線を聞かせに長野へ向かった

詳細あらすじ

ライブ終了後、午前中に大家の主人が倒れて病院に運ばれた事を金城に聞かされた雪。
倒れた原因は脳梗塞で手術も無事に終わったと言う。

ライブが終わるまで知らせてもらえなかった事に雪は憤る。
父親と娘の2人きりの家族。

それなのに、舞のバイト中に倒れて救急車で運ばれるのを見送ったのを聞いた雪は、病気よりもライブかとさらに怒る。

けれどそれを聞いた舞は泣きながら何もできないと訴えた。

救急車に乗れなかった。
ギリギリまで病院にいても家族待機室にいる桜に会えなかった。
手術の状況を知る事ができなかった。
家族じゃないんだから、知った所で雪にも何もできない。

そうして手術が無事に終わってよかったと泣く舞は、明日会いに行こうと雪に言う。
隣でそれを聞いていた梶と荒川も一緒に行くと言うのだった。

それを見ていた雪は俯き思う

何だよ・・・
これ

脳みそど
心臓の奥が
冷たぐ死んでいぐ・・・

夜、布団に入った雪は、まだ中学生の桜の事を思う。
祖父がガンで歩けなくなった時の雪もまた中学生だった。

自分の事は構わず学校へ行けと言う祖父に、自分がいるから余計な心配するなと言う兄。

その時も自分は何もすることができなった。

翌日STCのメンバーで病院を訪れたがまだ面会はできなったが、桜と会って状況を聞く事ができた。

おじさんの手術は成功したがまだボンヤリしていて言葉が出ない状態。
また桜の方は母方の叔母が長野から来るのを待ち、荷物を取りにいったん戻ると言う。
そして面会が出来るようになったら知らせると桜は言った。

別れ際、雪は何かして欲しい事はないかと尋ねるが、桜は今は思いつかないと答えるだけだった。

それから一週間、タイミングが合わずに桜とは会えず、またおじさんの面会許可の連絡もなかった。

その状況の中、STCには映画主題歌の話が無くなったと言う報せが入った。
80%は決まりと言われていたが、プロデューサーが替わって全部リセットになったという。

映画の主題曲は
突然大手事務所の売り出し中の
グループに決まった

決定のもっともらしい理由が
嘘なのか?本当なのか?

──なんてどうでも良くて

ただただ
胸が抉られた

憂さ晴らしに飲みに行った金城と宮本。
生音を聴いて欲しいと話す金城は、雪がライブハウスだと客層が違うと思っている事を零した。

フラリ入れてフラリと出れる
ジャズクラブのジャンルフリー版

それを聞いた宮本は何かを思いついたようだった。

おじさんが入院して十二日目。
アパートに帰った雪は、同じアパートの住人の米福から声をかけられ、桜から預かっていたという包みを渡される。
ここの住人に作っていない人に渡して欲しいと頼まれたと米福は言う。

包みを開けると、そこには桜の握ったおにぎりがあった。

そうして、桜は長野の伯母さんの家へ行ってしまった。

おじさんが入院して二週間後、ようやく面会ができるようになった。

常連と一緒にお見舞いに来ていた雪と舞。
雪はおじさんから「何かあったらここに」と書かれた桜の連絡先を渡された。

帰り道にその事を聞いた舞は、おじさんの体や店の事を心配した。
そしてSTCでやれる事が分からず舞は不安を抱えていた。

映画の話も無くなってバイトも無くした舞。
けれどもSTCは結成してまだ1年も経ってないと気持ちを切り替える。

んだ
まだそれしか経ってね

これからやれる事見付けるし
出でくる筈だ

今は
ただ

たんげぇ
三味線
叩ぎてぇ!!

そうして盛り上がる2人のもとに、金城からメールが入った。

呼び出されて集まったSTCのメンバー。
連れて行かれたのは潰れたライブハウスだった。

金城と宮本の他、知らない人達が多い中で2、3曲本気で弾いて欲しいと言われた雪達。

演奏を終えて帰る時にやっと金城から、音楽ジャンルフリージャズクラブの気軽版の構想がある事を聞かされる。

奏者は予定が合えばいつでも演奏できてチケットのノルマもない。
お客はフラリと入って一期一会を楽しむお店。
そして、狙いは海外からの観光客だと金城は言った。

一方の宮本もリルフィーレコードでこの店のプレゼンをしていた。

アーティストは演奏の場を
店は酒と食の提供の場を
お客は音楽と飲食を
三方の需要を満たしていると宮本は訴えるのだった。

若菜に言われた「雪が弾きたいっていうなら梅子は春暁を弾かせると思う」という言葉を反芻して、そうじゃないと雪は思う。

最初はSTCで皆の音を合わせたら弾けると軽い気持ちで雪は思っていた。
それは自分の中で春暁の形があると思ってたから。

俺の力はどこだ?

答えは出ね

大会での優勝は
ステップのひとづだったんだな・・・

若菜ちゃんが

どんどん

離れでぐ──・・・

そんな思いを抱きながら、大家のおじさんの見舞いに訪れた雪はリハビリに励むおじさんの姿を目にする。

早く見せに立って桜を呼び戻したいというおじさんはリハビリを頑張っていた。
そして桜に電話をしたかと雪に尋ねるが、自分だけが連絡したら意味深になるからと連絡をしていない雪。

それを聞いたおじさんは寂しいだろうなと言う。
そして4歳の時に桜の母親が死んだ話をする。

甘え下手であまりなかない桜をなんとかしてやりたかったと言うおじさん。
けれど雪に重く取らせてしまった事を謝るのだった。

アパートに帰った雪は、アパート内が荒れてきている事に気付く。
とりあえず玄関だけでも掃除をしようと思っていると、3号室の住人がトイレ掃除をしていた。
そして今までは桜がしっかり掃除をしてくれていた事に気付いた。

雪が玄関を片づけていると、一人の少年が声をかけてきた。
それは桜のクラスメイトの鳴宮圭。
何度か雪と桜が一緒にいるところを見ていたし、以前に一度会った事があった。

そんな鳴宮は突然雪に言う。

あんた大人じゃん

全っ然大人じゃん

山野っ

すっげ可哀想じゃん
心細いじゃん

なんで助けてやんねぇの?

その言葉にイラっとした雪。
けれど鳴宮は言葉を続ける。

きっと桜は父親の事や学校の事でこっちにいたいはず。
同じ屋根の下に住んでる雪なら面倒見れるはず。
一時的な保護者になってやればいい。

そして雪が電話をしていない事を聞いた鳴宮は、「三味線バカ」は鬼だなと言う。
それを聞いた雪は怒って壁を殴った。

さっきがら

何勝手な事を
喋ってらんだが

他の家庭の何を助けるって!?
元気づける電話って何だ!?

親が・・・
目の前で死にそうになった

その子に「分がるよ」とが
「大丈夫」とが「頑張れ」どが!?

彼女には身内がついてるでねが
俺はただのアパートの住人なんだ!!

やれるのは見守る事だけだ!!

祖父が倒れた時の事を重ねて見ている、自分は非力だと思う。

怒られた鳴宮はしょんぼりしながらも、桜が雪の三味線を応援していたから雪からの言葉なら元気をあげれると思ったと言った。
そんな2人の元に、掃除をしていた3号室の住人がやってくる。

そして雪は大人じゃなくて「少年」だと称したその人は、迷える少年同士、桜に会いに行けばと提案するのだった。

仕事もお金も無くて困っている舞。

とうとう電気料金の督促状が届いてしまった。

なんとかスーパーのバイトは決まったが、そのバイト代が入るのは一月後。
しかもSTC仕事が入ればバイトは休まなければいけない。

三味線で食べていけるんだろうか?
そもそもこのバンドで売れるんだろうか?
夢を追いかけている人はどうして食べていっているのか。
意地を張って母からの仕送りを断らなければよかった。
洸輔や兄と同じ事務所は嫌とか意地を張らねばよかった。

雪の音に惚れなければよかった

そうして舞は一人部屋で泣き崩れた。

街に出た際に「おたすけクン初めての方は金利0円」のポスターを目にする。
けれどそれは「借金」だからダメだと自分に言い聞かせる舞は突如声をかけられる。

振り向いたそこには、なんと兄の総一がいた。

民謡番組の伴奏で来たという総一は、舞が見ていたポスターを見て舞がお金に困っている事に気付く。
借金する前に家に甘えろ、融通の利くバイトを探せという彼は、自分もアーティストとしては食べれないと言う。
そして苦しんでいる事があればSTCのメンバーにちゃんと話して助けて貰えと言い、舞にお小遣いを渡して去っていくのだった。

ある日のライブ終了後、10月のスケジュールはライブしか入っていないと謝る金城。

なかなかSTCの仕事が入らない現状に、竹の華に置き続けてくれる女将や親に感謝する梶と荒川。
雪も仕事のない間は竹の華で弾いていると聞いた舞は、もっとみんなで売れる事を考えようと訴えかける。

泣きながら今の悩みや思っている事を全部吐き出した舞。
STCを辞める気はない事に金城は安心しながらも、事務所でなにか考える事を約束する。
そして今住んでいる所は今月いっぱいで引っ越すことを勧めるのだった。

そんな舞の様子をみた雪は、いっぱいの人に聞いて貰いたいという気持ちと仕事があるというのは同じようで違うと感じる。

そしてふいに家事から大家のおじさんの話を振られた雪。
左に不自由はあるが、リハビリで身の回りの事はできるまで回復したので来月には退院する予定だという。
けれど桜が伯母さんの所から戻ってくるかは分からなった。

思い出すのは、雪の三味線が聴きたいと言っていた桜の笑顔。

疲れでだり
眠てがったり
滅入ってだり

弾げる気が
しねぇ時でも

聴がせてやりたぐなるのは・・・

────なんだ・・・?

その日、雪はおにぎりの夢を見る。

三味線を弾いているとコロコロコロコロ転がってくるおにぎり。
それを拾って食べると、心に染みる味がした。
そして目の前に差し出される次のおにぎり。

ふと視線をあげると、そこにはおにぎりを握るメイド姿の桜がいた。

そして、鳴宮と共に桜の様子を見に行く事にした雪。

手違いがあり雪たちが訪れることは桜に伝わっていなかった。
けれどそこには元気な桜の姿があった。

散歩に出た際、雪は来月おじさんが家に帰る話を桜にする。
そして桜はどうするのかを聞くが、まだ父親と伯母達が話し合っていて決まっていないと言う。
でも来年は高校受験があるから東京か長野か早く決めたいと言う桜。

そんな桜に本当にして欲しい事はないかと雪は訊ねるが、桜は困ったように笑いながらないと言うのだった。

けれど夜に鳴宮と話をしているのを聞いた雪。
自分には話さなかったが、鳴宮には自分の事を話すんだなと思ってしまう。

じっちゃの

「何も構んな自分の事考えれ」

若菜ちゃんの

「余計な心配すんでね俺さ任せどげ」

全部本当で

俺の事考えでけでで

だども俺は心配で

ダメだ
ネガティブなスパイラルに
はまってまった・・・

身近な人へも
外に対しても
何も出来る気がしねぇ

今まで築きあげできた『音』
泡となって消えでいぐ

翌日、駅まで片道30分ある距離を歩いて行くという雪と鳴宮。
桜も駅まで送ると言う。

そんな桜に雪はおじさんがリハビリを頑張っている事を伝える。それは桜とまた暮らせるようにするためだと。
けれど電話でリハビリはしんどくて、この状態では呼び戻せないと言っていたという桜。
そんな桜に強がる所は親子でそっくりだと雪は言う。

三味線ば
聴ぎたいって
言って貰いてくて来た

それど
俺は
おじさんの状況ば
直接伝えてがったんだ

桜ちゃんは今のままでいいし
前みたいに喋りてがったんだ

桜ちゃんがこっちで何事も無ぐ
過ごしてで良がった

先の事ば
俺らは見守る事しか
出来ねぇけど

お父さんは
元気だよ

その言葉に泣き崩れる桜。
父親が死ぬかと思って怖ったと思いを吐露する。
泣いて、泣いて、そして雪の三味線が聴きたいと泣きながら伝えた。

三味線を弾く準備をする雪。

散った泡が集まってくる

この泡は

不安だ

自信

煌めき

直感

焦り

怒り

邂逅

対峙

喪失

不安

──・・・そうか

あの何かが出でいって
新しぐ何がが
入らさってくるのは

感情の螺旋だ

オリジナルの名も無い「即興曲」
それを聞いた桜はパワーを貰えたと笑顔になった。

いつもおり力強くて少し変わった気がするという桜は、懐かしい感覚に現代がついた・・・と表現した。

帰りのバスの中で雪に対して顔は負けてないはずなんだけれどなと言う鳴宮。
その鳴宮に、桜と対等に話してたと雪は返す。自分ではそうならないと。
けれど成海は、桜は自分に平気な所しか見せないと言うのだった。

そして

雪さんの音かっけぇじゃん

と言った。

感想

3号室の住人さんが一瞬若菜ちゃんに見えて本気でびっくりした。
え?掃除しに来たの??そんな暇あったの???って。。
でもよく見たら違う人でした。

大家のおじさんがまさかの脳梗塞・・・。
桜ちゃんが・・・(´;ω;`)

まさかの展開だけれども、舞もしっかり余波をくらってしまっていて何がなんやら。
っていうか定職ついてなくて仕送りも無くて家賃10万はだいぶ無理があるでしょう。
まあ引っ越したりいろいろしたら舞の方は落ち着くかな?
お兄ちゃんが思った以上にちゃんとお兄ちゃんしててびっくりでしたけどね。
お小遣いくれる余裕あったんだ・・・って気もするけれども。

ところで、意味深になるからって連絡しなかった雪にびっくり。
そんな気を回せたんですね??
雪にそういう機能は備わってないと思ってた・・・。

心配なんだったら意味深でもいいんじゃない?って思ったけど
結局はお祖父ちゃんの時になにも出来なかった自分が、そのまま桜に重なって。
それプラス結局無力で非力なままな自分がいるからどうしょうもなかったっていうのもあるのかな?

っていうか、雪は桜の気持ちに気付いてた・・・って事でいいの?
そういう他人の感情の機微を察することってできたの?
・・・いや、桜が分かりやすいだけ??

でも妹的にしか見てなかったから意味深な事は控えよう・・・って思った、でいいのかな?
それがここにきて妹から進化・・・と。
・・・相手中学生だけれども、まあ5歳差だからセーフ?
ホントに感情が切り替わったの?って気もしないではないけれど、あのメイド服は多分そうって事・・・だよね?
雪君ってホント分かり辛いから難しい・・・。

普通に有名になってユナちゃんといい感じになっていくもんだと思ってたのに、まさかのミューズだし。。

まあこのまま雪が桜ちゃんの事をさらに気に掛けるようになって。
おとうさんももうちょっと回復して、無事に桜ちゃんが戻ってくるのを期待したい。

猫成分

☆☆☆☆☆

こんどは犬・・・(´・ω・`)


次巻はこちら

→ ……coming soon……

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