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テトラにはずっと城にいて欲しかった『贄姫と獣の王9巻』ネタバレと感想

贄姫と獣の王9巻

贄姫と獣の王9巻 の表紙はアミト、ヨルムンガンドと応援モードのサリフィ、ロプス、キュク。
じれったいながらも徐々に進展していくアミトとヨルムンガンドの今後に期待です。
王様と別行動でも自信がついてきたサリフィ。立派な王妃になる日もそう遠くなさそうです。

 

前巻のお話はこちら → 『贄姫と獣の王8巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

 

簡単あらすじ

遠征から戻ったヨルムンガンドはアミトへお守を返したがそれはアミトを思っての行動だった。王様とサリフィ達はボルストバスへ視察に行くが、城からの報せで王様は先に戻り、サリフィは奴隷を解放するために奮闘する

 

 

新たな登場人物

ティムル三世

  • 第三十代ボルストバス国王
  • 元第二王子スムダ
  • 黒ヤギさん

ネシリ

  • 羊蹄カシミア族
  • クリスティナの友人
  • 行動力がある

クリスティナ

  • ヴィッツ王国王女
  • 猩々族
  • 強い

 

 

詳細あらすじ

国に帰るテトラを見送ったサリフィとアミト。
ふと、ヨルムンガンドが遠征にでかけて結構経つことに気付いたサリフィはその事をアミトに話す。
ヨルムンガンドに関する話題をふると、いつもなら照れるアミトだったが、今回は浮かない顔をしていた。

ヨルムンガンドが遠征しているのはアイフォス。
昔からずっと民族紛争が続いている地。
新聞には詳しく書かれていないが、任務が長引いてるということはきっと危険なんだとアミトは憂いていた。

そんなアミトに、サリフィはアミトのお守りが付いているからきっと大丈夫だと笑うのだった。

 

後日、ようやく帰って来たヨルムンガンド。
廊下でばったりヨルムンガンドに出会ったアミトは、二人で話したい事があると言われる。

緊張するアミトに、ヨルムンガンドはお守りを返すのだった。

呆然としながら、邪魔だったかと尋ねるアミトにヨルムンガンドはそうではないと言う。
欠員も出さずに無事に帰還できたのはこの加護のおかけだと、

けれど

私には勿体ないものでした

どうかこれは

貴女にとって
もっと大切な方に
差し上げてください

そう言って去っていくヨルムンガンド。
残されたアミトは、返されたお守りを抱きしめただ泣くのだった。

 

その話を聞いたサリフィは、行くときは快く受け取ってくれていたように見えたのにどうしてだろうかと悩む。
いつも元気づけてくれるアミトが落ち込んでいるのを見ていられないと、悩んだ末にサリフィは直接ヨルムンガンドに問いかけた。

けれど、ヨルムンガンドは個人的なことなので答えられないと言う。
そこにラントベルトが現れ、突然ヨルムンガンドに決闘を申し込んだ。

己の剣は王の意思に従い、私闘の為には振らないというヨルムンガンド。
そんな彼にラントベルトは言う。

何言ってんだよ

あんたがだんまり決め込んでると
俺の主人が暗い顔したまんまなの

だからあんたには俺と勝負して

俺が勝ったら
サリフィの質問に答えてもらう

これは俺なりの忠義のつもりだよ

これでもダメ?

ラントベルトの言葉に言い淀むヨルムンガンドだったが、王様の許可が出たために決闘する事となった。

 

結局はラントベルトが負けた決闘だったが、その際のヨルムンガンドの動きで彼の怪我に気付いた王様。
それを聞いたサリフィは一つの推測をアミトに伝えた。

 

サリフィから話を聞いたアミトはヨルムンガンドの元を訪れ、彼のマントをめくる。
マントに隠された左腕は確かに負傷していた。

その怪我の手当をしながらアミトは、お守りの効果が無くてごめんなさいと泣く。
けれどヨルムンガンドはその言葉を否定した。

・・・それは違います

私があのお守りを返したのは・・・

貴女にはそのように
心を痛めて頂きたくなかったからです

私は今回任務で不覚を取りました
貴女の想いに報いることができなかった

・・・そして気がついたのです

私があのお守りを持つ限り
こうして我が身に何か起こるたび
貴女が今のようにご自分を責めてしまうだろうと

私は王に命を捧げると決めた身

いつでもこの身を捨てる覚悟をしています
だからこそ・・・

無礼は承知の上であのお守りをお返ししました

 

その言葉に、彼の行動が自分のためだったことに気付いたアミト。

 

私は・・・
特別な才能も力も何も持っていません

だから私にできる精一杯のつもりで
あのお守をお渡ししました・・・

命をかけて戦うお方に思いを託しました
それならば私も・・・

これからは
同じ覚悟を持ちます

もっと強くなります
何が起きても揺らがないくらい・・・

だ・・・
だから・・・

だから・・・

どうかもう一度
あなたのお側に置いてくださいっ・・・

 

そうして、アミトは震える手でお守を再びヨルムンガンドに差し出すのだった。

 

 

 

ボルストバスへと船で向かった王様やサリフィ達。

数年前に国王が代替わりしたばかりの国に、新国王の国政の視察も兼ねて赴いていた。

今回は特にやる事が無いサリフィは王様から楽に構えていろと言われるが、逆に難しく感じていた。

王様にふさわしい王妃になる。

そのために、特別な力を持たないサリフィは与えられた仕事を頑張って来たが、その仕事がない場合はどうしたら”立派な王妃”に近付けるのだろうかと悩む。
目を瞠るような美しさもないというサリフィに王様は言う。

 

お前はお前の心のまま
感じたままに動けばよい

それはどこかで必ず
誰かの希望へと繋がる

私にとってそうであるように
この国に住むあらゆる者にとっても

いつか必ず
お前は必要とされる存在となる

私はそう信じている

・・・それに
私はお前より美しい女は他に知らぬ

何者にも染まらぬ純白の髪
繊細で透明なその柔肌
まやかしの通じぬ青の瞳も

私の前にはお前を形づくるその全てが
天上の景色のように美しく映る

王様のそんな言葉に照れるサリフィだった。

 

 

ボルストバスに付いたサリフィ達。
港には沢山の国民が出迎えていた。

そして、人間であるサリフィも大歓迎で迎え入れられる。

馬車で城へと向かう途中、一人の子供が飛び出してきた。
王様に何か訴えかけたい事がある様子だったが、すぐに周りの兵たちに捕らえられてしまう。

サリフィはそれを止めさせようとするが、ボルストバス国王ティムルは然るべき罰を与えなければいけないという。

強引な行動に出れば王への発言権が
得られるなどと思わせては
今後同様の行為を誘発する
悪しき前例となりましょう

小国といえども私も一国の王

無法者に甘く見られることが
いかに危険なことか・・・

・・・貴方様には
ご理解頂けますでしょう
オズマルゴ王

 

晩餐会でも捕らえられた子供の事が気になって仕方が無いサリフィ。
話を聞いてあげるだけでも出来ないのかなというサリフィに、自分もティルムと同意見だと王様は言う。

あの判断は”王”として正しいものだった

だが
”レオンハート”ならば
お前と同じ想いであろうな

その言葉の真意を聞こうとするサリフィだったが、アヌビスよりの伝書が届いたために王様は席を外してしまった。

 

晩餐会のあと、やっぱり昼間の子の話が聞きたいというサリフィ。
後で王様に怒られてもいいから、会わせてもらうまでお願いすると言う。
そんなサリフィの願いを叶える為に、ラントベルトは牢の見張り番を倒してしまった。

牢に捕まっていた子供、羊蹄カシミア族のネシリは最初は人間の助けなんて受けないという。
けれど冷たいラントベルトの言葉に、そしてサリフィの「きっと勝たせてあげる」という真っ直ぐな言葉を聞いて口を開いた。

 

この国はひどい事をしている、と。

 

今の国王になってから、他国から人を連れてきて奴隷みたいに働かせているという。
オズマルゴ王が奴隷制度を禁止しているため、王の訪問期間、奴隷たちは町はずれの収容所に閉じ込められた。
ボルストバスの大人たちも自分たちの身分を守るため、怖がって何も言わない。
けれどネシリはその奴隷の中に友達がいるから助けてあげて欲しいという。

しかもボルストバス国王は、オズマルゴ王が滞在中に奴隷たちが反乱を起こさない様に人質を取ったという。
奴隷と一緒に連れてこられた王女が宮殿のどこかに捕まっている。

その話を聞いたサリフィは早く見つけないとと思うが、その前に王様に呼ばれてしまう。

 

突如オズマルゴに帰るという話に驚くサリフィ。
奴隷や人質の話を伝えると、王様は兵だけを残してサリフィも一緒に戻るように言うが、サリフィは納得しない。
王様もまた、ただならぬ形相でサリフィを一緒に連れて帰ろうとする。

・・・おーさま
言ってくれたよね

いつかおーさま以外のひとたちも
私のこと必要としてくれる時がくるって

私にとって今がその時なの

おねがい
私をここに残らせて

まっすぐなサリフィの言葉に折れた王様はサリフィが残る事を許可した。
そうして、サリフィの左手の指輪に何かまじないをかけたのだった。

 

 

残ったサリフィは兵たちの手を借りて宮殿を探すが、異国の王女や不審な点は見つからなかった。
何もでない事でサリフィだけではなく、ネシリの立場も更に悪くなってしまう。

困ったサリフィは、ふと一つの塔を見つけた。
宮殿の中の階段にその塔に繋がる階段は無かった事に気付いたサリフィ。
ベンヌに連れられ、たどり着いたその塔には確かにヴィッツ王国の王女クリスティナが捕えられていた。

ようやく王女を見つけたサリフィ。
けれどその事実が明るみになる前に、ボルストバス国王はサリフィを”不幸な事故”に遭わせようとする。

しかしサリフィの行動は全て、キュクを通してロプスとラントベルトに伝えられていた。
そしてラントベルトは奴隷たちの収容所に向かい、王女発見と共に奴隷として捕まっている人達を解放していたのだった。

サリフィの言葉を聞いたボルストバス国王は憤る。

 

人間の小娘ごときが余計な真似を・・・!

我が国はこれで上手く回っていたのだ
奴隷という最下層の存在を置くことで
単純な国民共は優越感を得て多少の不満では声を上げなくなった!

私がオズマルゴ王の意志に背いただと!?
むしろ逆ではないか!
強者が弱者を支配する・・・それこそが魔族の理!!

ならば力の弱い王はどうするか
自分より弱い存在を誂えるしかない
私は王のやり方に倣ったまでだ!!

そんなボルストバス国王に、サリフィは違うと言った。

 

おーさまが
・・・オズマルゴ王が力を示すのは

自分より弱い誰かを踏みつけるためじゃない
・・・あなたのように
誰かを踏みつける者を許さないため

踏みつけられる誰かを守るためです

 

その言葉に逆上したボルストバス国王はサリフィに掴みかかるが、それを助けたのは囚われていたクリスティナだった。
自国の人達が無事に解放されたならもう黙っていないと言った彼女は、自らの手で檻をこじ開けてボルストバス国王を倒してしまう。

もともと力の強い猩々族。
けれど彼らが暮らすヴィッツは長らく戦事とは無縁で、王も国民も他者と争うのが大の苦手だった。

ボルストバス国王とはいつか話し合いで分かり合いたいと耐え忍んできたがそれが叶わなかったと残念そうに話す。

 

そんな猩々族を国まで送り届けてからオズマルゴへと戻る事になったサリフィ。
遠回りになるその旅に、早く王様の所に帰りたいんじゃないかとラントベルトは言う。

けれどサリフィは王様のおまじないが効いているのか、あまり心細いとは思っていなかった。
それどころか、王様が側にいるような感じすらしていた。

 

最後まで

ちゃんと私の務めを果たしたら
胸を張って帰ろう
おーさまのところへ

そうして、サリフィは己の指輪に唇を寄せるのだった。

 

 

一方で先にオズマルゴへ戻った王様。

アヌビスの話によると、西方ザマニとの国境に位置する町が正体不明の組織に占拠されたという。
王への宣戦布告であることは間違いないだろうが、声明は出ておらず敵組織の詳細は不明。

敵兵の中に複数名、反王政派組織の狩猟格として手配されている者たちがいた。
それは、いずれもここ最近突如、活動を停止した組織の者たち。
つまり今までバラバラだった組織が結託を始めたという事。

強い力を持つ何者かが、指揮を執り始めた可能性があった。

 

 

イスタン海軍巡視船セイレーンが出帆許可を出していない船に停止命令を出した。

けれど、巡視船の兵士たちは空から飛び降りてきた何者かに切り殺されてしまう。

その何者かは、セイレーンが呼び止めていた船へと飛び移り、その船に乗っていた者と親し気に話した。

突如現れたその男は、フェンリルと名乗った。

”狼王”フェンリル

お前たちの新しい王だ

 

 

 

感想

テトラ居なくなるの早すぎる・・・( ;∀;)
アヌビスの動向を教えてもらおうとしてるのはちゃっかりしてるけど・・・。
なるべく早く再登場してね!!

そしてヨルムンガンドとアミトさんが焦れったい!
ヨルムンガンドさん、めっちゃアミトの事思ってるじゃん!!
もう早くくっついたらいいのに・・・って思うけど、王の剣だと思ってる以上難しそうだよね。
サリフィが王妃になってなんかいろいろ国が変わらない以上難しそうかな?

まあアミトさんはアミトさんでずっと側で支えてくれそうだし、いずれ丸く収まってくれれば・・・・

羊祭り・・・。
羊ってちょっと目が怖いよね。

でも羊蹄カシミア族ってあったかそうだな。
めっちゃ毛並みとかよさそう。

ネシリ君、友達が王女だって知らなかったのね。
でも猩々族っていうのは知ってたっぽいね。
羊とゴリラの謎の友情・・・。

助けに行ったら助ける必要のなさそうなのが出てきたらそりゃ驚くよね。

船酔いしてても、欲しいモノあるって聞かれて「権力」って答えちゃうラントベルトwww

何か強そうな狼さんたち出てきたし。
どっちも船に乗ってるから、サリフィが国に戻るまでに一波乱おきそうな気が・・・

サリフィが無事に国に戻れるのかがめっちゃくちゃ気になります。。

 

 

 

猫成分

★☆☆☆☆

テトラちゃんが・・・(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

次巻はこちら

→ ……coming soon……

 

 

 

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