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玖太郎悶々物語の幕開け『クイーンズ・クオリティ1巻』ネタバレと感想

クイーンズ・クオリティ1巻 の表紙は文。ティアラを被りクイーンのチェス駒を持って凛々しい眼差し。

QQスイーパーからクイーンズ・クオリティへと名称新たに再出発の本巻。
文の『女王クイーン』の力がどんどん顔を出し、玖太郎の文への距離がどんどん近く(物理的)なっていきます。

 

シリーズ全体のあらすじはこちら→クイーンズ・クオリティのあらすじ紹介

以下ネタバレあり

 

簡単あらすじ

自身の持つ女王クイーンの力について知らされた文。玖太郎に甘える訳にはいかないと頑張ろうとするが空回りしてしまう。想いを告げてはいけないと言われた玖太郎もまた文とギクシャクしてしまう。2人の新たな試練が今始まる

 

詳細あらすじ

人の心に巣くう悪意や病を退治し、心の汚れを掃う不思議な家業を持つ堀北家。
その堀北家に家政婦兼掃除屋見習いとして住み込みで働く西岡文。
身よりもなくどこに行っても厄介者でしかなかった自分を優しく受け入れて家族の様に接してくれる玖太郎や紘一、先代達に幸せを感じていた。

文と玖太郎が庭掃除をしている所に、ハーブを摘みに来た紘一と先代。
普段の文の手入れを誉め、庭にあるエルダーは玖太郎の両親が玖太郎が生まれた年に植えた、2人の形見で守り樹のようなものという話をする。

ふと文のまつ毛に綿毛を見つけた玖太郎。
こすり取ろうとする文を止め、文の目に唇を近づけてそっと綿毛を吹き飛ばすのだった。
顔を近づけたまま「よかったな」と微笑み去っていく玖太郎。
残された文は赤面しながらも、コミュ糞(コミュニケーション下手糞)故に距離感がおかしいだけだと納得していた。

誰よりも優しい玖太郎に何度も救われて来た文。
彼に惹かれる気持ちがあるものの、玖太郎には小さい頃からずっと想う相手がいるのだからとその想いを封印する。
堀北家の皆に恩返しして人としてまっとうな人生を生きるのだと決意する文。

そこに、ひとりの怪しい男性が現れる。
通りすがりの『手品師』だというその男が、体中に鎖が巻き付いているといった瞬間、文の体に鎖が巻き付き動けなくなってしまう。
『手品師』が言うがままに声も封じられた文。
男は、文の中の『女王クイーン』に出てきてもらうための実験だという。

そのままエルダーの樹にガソリンを付けようとする男。
堀北家にとってたいせつな木。
必死に抵抗する文が何度も「止めて」と願い、「させてたまるか」と思った瞬間に文の様子が一変する。

文に動くなと言われた男は、そのまま文の言葉に従わされる。
罰を受けろとその内容を実行させようとしたところで、玖太郎が後ろから抱きしめ「文っ」と彼女を呼んだ。
その瞬間、いつもの文へと戻る。

正気に戻った文は鎖もガソリンも何もなかった事に気付く。

『手品師』と名乗った男は、紘一の先輩で掃除屋の関係者で北原貴也と言う。
記憶操作の研究と催眠術の専門家で、幼い頃の記憶がない文の事で何か対策出来るかもと紘一が呼んでいた相手だった。

女王クイーン』ってのは生まれついての超レアな能力を持っている女性

その力は非常に強力な
精神支配力
自分自身にも
他人にも
どんな命令も強制できる
覚醒した女王クイーン
何百人
何千人の精神を意のままにできる
人は女王クイーンに踊れと言われれば踊り
死ねと言われれば死ぬ
そんな女王クイーンが悪意に囚われて覚醒すると
女王クイーンの毒に感染し
大勢が内側から死んでゆく
「大病」が発生する

そして、文がそんな黒い女王クイーンになる事を望む誰かいる事。
記憶を失い「呪いの娘」と苦しめられてきたのはそのための儀式であり、黒い女王クイーンとして覚醒すればだれにも止められないと言う。

ショックを受ける文に、玖太郎は自分の声ですぐに正気に戻った。誰にも止められないなんてことはないから、文を悪いものの様に言わないでくれと貴也の言葉を止める。

なんらかの理由で玖太郎だけが文にとって特別で、玖太郎の声しか文には届かないと聞いた玖太郎は

いつもこいつと一緒にいます
どんなときも
絶対離れないし
目も離さない
俺だけしか守れないんならそれでいい
誰にも渡さない

と宣言した。

先代もまた、あらゆる女王クイーンが「黒い女王クイーン」になるわけではないので、掃除屋堀北家の心得と技全てでもって文を正しく導く所存だと貴也に伝える。

その夜、貴也の言葉を思い出して物思いにふける文の所に玖太郎が現れる。
強がる文を抱きしめる玖太郎だが、「こーいうこと誰にでもしたら誤解されて面倒なことになる。私は好きな人が「ふゆちゃん」だって知ってるから誤解しませんけど」と玖太郎を引っぺがしてその場を去る文。
好きじゃない まだ好きじゃないと自分に言い聞かせる文。
対照的に、ふゆちゃん=文だと知る玖太郎は、去っていく文の後姿を切なく見つめる。

好きだよ
ずっと
きみの名前は
ふゆちゃんだったこと
キスしたこと
きみは忘れてるけど
俺は覚えてる
いつか思い出してくれるのかな
君が好きでたまらなくて苦しいよ

翌朝学校で、文に冷たい態度を取る玖太郎。
昨日のずっと傍に居る発言は嘘だったのかと拗ねる文だが、女王クイーンの事は自分の問題。最初から人によりかかろうとする奴に前に進む資格は無い。ひとの優しさに甘えるなと考える。
貴也の元を訪れ、「黒い女王クイーン」にならないよう指導して欲しいと頼んだ文。
貴也は文に協力をする価値があるかテストをしようと言う。
文が自分の中の「女王クイーン」と戦う覚悟が出来ているかを確認するテスト。
テストの事を玖太郎に言うかは自由でそれも含めてテストだと言って貴也は去っていく。

残された文の様子で、玖太郎との間になにかあったのかと感じた紘一。
女王クイーン」を制御するための資質は良い掃除屋が持つ資質とほぼ同じだという話を文に聞かせる。
掃除屋の要は精神のコントロール。今の文よりそれが上手な人を今はもっと頼っていいと、玖太郎のことには言及せずにそれだけを伝えた。

テスト内容は「映画研究部部室の掃除を1人で行う」という内容だった。
それを知った玖太郎は1人で行かせるわけにはいかないと言うが、それを突っぱねた文は1人で行ってしまう。

想定よりも多くのムシに驚きながらもなんとか掃除をしようとする文。
けれど、ムシだけではなく見た事もないバケモノの様なものの出現に動揺してしまう。
そこに玖太郎が現れ、彼のサポートを受けて何とかムシを掃う事に成功する。

タイミングよく現れた貴也は1人で行うように言ったのになぜ玖太郎がいるのかと問う。
テストに失敗してリスクや制裁があったとしても女王クイーンを制御し、文を危険に晒さないために自分が一緒にいるべきだと判断したという玖太郎。

そんな玖太郎に貴也はそれが正解だと伝える。
リスク管理を試す為のテストであり、玖太郎がうまくフォローしたので一応合格だという貴也。

独りで頑張るのがいつも立派なわけじゃない
自分の足で
立てるかどうかも
わからないのは
甘えと同じだ

その言葉が文に突き刺さる。

別室に呼ばれた玖太郎は自分の態度が影響していたと文をフォローしようとするが、貴也にはそういった事情もお見通しだった。

文を「黒い女王クイーン」にしない為の条件が玖太郎にもあるという。
それは文が忘れている記憶を絶対に思い出させてはいけないというものだった。
記憶がもどった瞬間に黒い女王クイーンの覚醒が始まる。
文が「ふゆちゃん」であることも、一緒に過ごした記憶も、どれだけ文を好きなのかも、一緒にいる限り絶対に伝えてはいけない。それでも一緒に居たいと思うかと問われた玖太郎。

・・・あたりまえだそんなこと
あいつのためならなんだってする
昔のこと言えないってのは
なんとなく覚悟してたし
好きだってだってこと言えなくても
・・・べつにいい
それであいつを守れるなら
あいつと一緒にいられるなら
なんでもいい
俺は
あの子の傍にいる
ずっと
そのためなら
どんな犠牲もはらってやる

そう誓った玖太郎。

けれどその翌日、文を避けるような態度をとる玖太郎に落ち込む文。
女王クイーン」なんて厄介なもの押し付けられて迷惑なんだろうなと文は言う。
巻き込んで堀北家にも申し訳ないと落ち込むが、紘一はそれを否定する。
文を助けるのには綺麗ではない大人の事情も含まれているときっぱり話す紘一。
厄介なんてありえない。互いに特別な存在なんだから、お互いに少しずつ分かり合いながら一緒に試練を乗り越えて成長してくれたらいいという。

そんな紘一が文と玖太郎に出した試練は「2人でお買い物」だった。
文のおしゃれ着(夏服)と蚊取り線香を買ってこいという指令。

修行の一環だという紘一。文がいない所で玖太郎は拒否しようとするが、紘一は玖太郎の文への態度を叱った。

気まずい雰囲気が流れる買い物への道中。
紘一に言われた事を踏まえ「文が嫌なのではなく買い物が苦手」だと説明する玖太郎。
今日態度が悪かった理由や学校で冷たくした理由を説明し、文が悲しがることはもう絶対しないと誓った。

買い物が苦手だという玖太郎に、文は店の前で待つように伝える。
「チームプレー」だと行って店に入って行った文が「おしゃれ着」だと言われたのにも関わらず、ステテコを選んでいるのを見た玖太郎は思わず止めに入る。
震えながらも一緒に選ぶという玖太郎。
互いのポンコツを補いながらも無事に文の夏服を購入するのに成功した。

文を黒い女王クイーンにしようとしているムシ使いが動いている気配があると文たちに伝えに来た貴也。
もしムシ遣いの手が伸びてきたら打って出ろと言う。

その日、学校で写真部の嫌な話を聞いた文。
写真部内で嫌がらせを受けていたというA組の小久保ミキ。
顧問の林に何度相談してもスルーされていたという。
賞の候補にも挙げてもらえず、自分で一般公募に出して受賞した小久保。
そのため今は林先生が周りから叩かれているという。

そんな話を聞いた直後、保健室で小久保に嫌がらせをする林に遭遇する。
止める文の名前を聞いた瞬間、態度が一変する林。
持っていたカメラで文を殴打する。
林は文を、小久保を罵り暴力を振う。

最初はムシ憑きだと冷静になろうとする文だったが、黒い思考に飲み込まれ「黒い女王クイーン」が姿を現す。

残酷な命令を林にする黒い女王クイーン
ギリギリの所で玖太郎が止めに入る。

黒い女王クイーンの命令に縛られることなく、その力を撥ねつける玖太郎。
玖太郎の呼ぶ声に、意識の底で眠る文は覚醒しようとする。
せっかく出てこれたのに嫌だ。いつも文ばっかりであたしの存在は無視されると抵抗を見せる黒い女王クイーン
眠れ。おまえのことは覚えておくと玖太郎に言われた事がきっかけに、玖太郎にすがるように黒い女王クイーンは眠りについた。

代わりにもどって来た文は黒い女王クイーンになってしまった事に動揺するが、それを慰める玖太郎。

貴也達は今回の事を通過儀礼だという。

自らの精神の深淵に繋がる黒い扉。それを開いて進まなければ真の女王クイーンも生まれない。

 

感想

6回ですよ、6回!!
玖太郎が抱きしめた回数。
付き合ってないのに。
むしろ、自分の想いがバレたらダメな相手に対して6回・・・。
カウントに迷ったまつげにふっってした時と、お店での羽交い絞めをした時を合わせたら8回。
・・・・恐るべしコミュ糞。
タイトルを新たにしてパワーアップしましたね。
(掃除屋としても強いし。)

女王クイーンの詳細もいろいろ出てきた本巻。
怪しい動きを見せるムシ使い達。
あっさり黒い女王クイーンになっていいの?って思ったけれど、必要なことだっていうので一安心。
本当はダメだけど、玖太郎いるからセーフ的な感じなと思ったら違った。

女王クイーンつれあいなんて素敵な称号も手にした玖太郎。
悶々としながらも持ち前のコミュ糞発揮して、距離感ガン無視で頑張れ玖太郎!

 

猫成分

☆☆☆☆☆

ステテコはなぜ猫じゃない・・・

 

 

 

次巻はこちら

→ ベタベタ触っている自覚があった玖太郎に驚く『クイーンズ・クオリティ2巻』ネタバレと感想

 

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