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ちょこちょこ出てくるきなこさんに大変癒される『鹿楓堂よついろ日和10巻』ネタバレと感想

鹿楓堂よついろ日和10巻

鹿楓堂よついろ日和10巻 の表紙は縁側でくつろぐスイときなこ。そしてカステラ。
角崎に騙されながらも八京とすこし向き合うことが出来たスイ。
飯テロ要素は少なめのだけれども、それでもフレンチトーストが食べたくなっちゃう10巻。

前巻のお話はこちら → 『鹿楓堂よついろ日和9巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

角崎から八京が海外に行き、なかなか会う事ができなくなると聞かされたスイ。悩みながらも空港へと向かい八京と向き合って思っている事を伝えたスイ。けれど八京は今回はただの出向で1年で帰ってくるというのだった

新たな登場人物

荒谷 なつ芽(あらや なつめ)

  • クールビューティー
  • ガチバトル系魔法少女ハートリリック☆プリモワールが好き
  • みっこりん推し

竜島 なつみ(りゅうじま なつみ)

  • ギャル
  • プリモワール好き
  • みっこりん最推し

詳細あらすじ

角崎に招待され、白宮のスイーツブッフェを訪れたつばきとぐれ。

白宮のスーツのレベルの高さに感動し、まだまだ敵わないと零すつばき。
そんなつばきにぐれは、

確かに美味しいけどさ

俺はつばき君が
作るお菓子の方が
好きだな

というのだった。

ときたかの買い物に付き合っていたスイ。
買い物が終わった後、二人が向かったのはスイの祖父のお墓だった。

荷物をすべて受け取ったときたかは、下で待っていると告げていってしまう。

一人で祖父の墓と向き合ったスイ。
鹿楓堂のことや八京の事を祖父に報告をする。

そして思い出すのは幼い頃、祖父に何故この店をやっているかと聞いた時の事。

みんな違う毎日を生きている

いろんな気持ちで
それぞれの人生を進めているんだ

その
いろんな
みんなが
ここに来て

ちょっと休んでいく

それを見るのが
じいちゃんは好きなんだよ

誰かにとっての
ほっとできる場所になれるのが──
じいちゃんはうれしいんだ

祖父のその言葉を思い出したスイは、喧嘩したままはいやだよねとお墓に向かって語り掛けるのだった。

鹿楓堂に帰ったスイとときたかが荷物の片づけをしていると、つばきとぐれが慌ただしく帰って来た。

角崎から渡された封筒をスイに渡したつばきは、スイの兄が海外に行くと聞いたと伝えた。

夜、一人で封筒の中を見たスイ。
そこに書かれていたのは日付と飛行機の時間と一つの電話番号。

その日付は次の日曜日だった。

急な事に驚きながらも、スイはその番号に電話をかける。

本当にかけてきてくれるとは思わなかったという角崎。
八京は次の日曜日にシンガポールへ発つと教えてくれた。
社長も期待しているから新事業を任されるだろうという角崎は、そう簡単に会えなくなるいうのだった。

兄が経つ日付もなにも、スイは他のメンバーには話さないまま日曜日を迎える。

時間を気にしながらもいつも通り、接客をするスイ。

そんなスイにときたかは、行かなくていいんですかと声をかけた。
驚くスイに、いつものスイと違うとつばきが言う。

日曜日に鹿楓堂を休むわけにはいかないし、個人的な事でみんなに迷惑をかけられない。
でも今回はどうしても行きたい気持ちがある。
だけど、鹿楓堂を放り出すわけにもいかない。

そんな気持ちを抱えるスイを、ぐれは水くさいと笑い飛ばす。

そして3人に背中を押されたスイは空港へと走るのだった。

結局みんなに迷惑をかけてしまったからこそ、ちゃんと八京の所に行かないとと考えるスイ。
八京は変わったと諦めてしまっていたから、こんな風に八京を追いかけたのは初めてだとスイは思った。

父が自分に
期待をしていないと
気付いたのは

物心ついて
わりとすぐだった

双子だったけれど
今思えば
父は早いうちから

八京のことを
長男として
扱っていたように思う

八京は大人しくて
はっきり言えない
ところがあったけど

物分かりがよく賢かった

やんちゃで扱いにくい私に
父はさっさと見切りをつけたのだろう

そんな期待されない自分には
何が出来るのか
何をすればいいのか
私はずっとわからなかった

おじいちゃんが見せてくれた
あたたかい世界は

私にいつも安らぎをくれた

やがて
幼い夢が
目指したい道として
はっきり見えるようになっていった

だけど 八京は?

八京はずっと
何を思っていたんだろう

私の知らないところで
我慢していたことが
あったのかもしれない

私のせいで
苦しめていることが
あったのだとしたら

・・・・
いまさら

何を話せばいいのかも
どうしたらいいのかも
よく分からない

だけど
それでも──

時間がギリギリの中、電車の緊急運休に巻き込まれながらもスイは急いで空港へと向かう。

何とかたどり着いた空港。
八京が乗る便の搭乗口を探す前に、予定の飛行機の搭乗時間の最終案内をするアナウンスが流れた。

間に合わなかった。
またすれ違うのだろうか。

落ち込むスイの前に何故か八京が現れた。

互いに驚くスイと八京。

そして現れた角崎が一本早いフライトを教えてよかったと笑うのだった。

2人で話をする事になった八京とスイ。

八京に要件を促されるが、スイはよく分からないと返した。
でも、八京が遠くに行くと聞いていてもたってもいられなかったとスイは言う。

このまま八京と長く別れる事になったら、ぜったいに後悔すると思うというスイ。
そんなスイに今回は視察を兼ねた出向で一年で戻ると戸惑った様子で八京は告げる。

そして角崎に騙された事を知る八京とスイだった。

陶芸雑誌に載っていたインタビュー記事を読んで、祖父を思い出したとスイは言う。

「どうして店をやってるのか」と聞いた時、「お前達もいつでも帰っておいで」と祖父は二人の頭を撫でてくれた。

自分も祖父のような鹿楓堂を作りたいと思い、少しずつすれに近付けているような気がしているスイ。
みんなも支えてくれている。
でも、ずっとスイは八京の事が引っかかっていた。

・・・子供のころ
俺は八京のことが
ずっとすごいと思ってた

うらやましかったよ

俺はどうしてだめなんだろうって
ずっと思っていたけど

じいちゃんのお茶とか
仕事とかを見て
俺ははじめて
「これだ」って思えたんだ

・・・八京にも
思うところがあるとおもう

俺が
何かしてしまったことも
あると思う

それを明かせとか
変えろというつもりはないよ

だから・・・

ああ
もう

何が言いたいんだろうな

・・・うまく言えないし
こんなこと
言える立場じゃないと思うけど

・・・八京
お前にとっても

鹿楓堂は
帰れる場所であってほしいんだ

これは
鹿楓堂の店主としてじゃない

お前とあそこで過ごしてきた
京水として
そう思う

スイのその言葉を聞いた八京は、まさかお前がそんなことを小さく呟いた。
そして、言いたい事はそれだけかと確認すると行ってしまおうとする。

去り際

俺は俺だ

お前が気にすることじゃない

・・・気をつけて帰れ

という八京。

そんな八京に、スイは持ってきていたものを見せた。

それは幼いころに八京が割ってしまった湯呑。
割れたそれは、今はときたかの手によって金継されて湯呑の形に戻っている。

その湯呑を見て驚きながらも、そのまま去っていく八京。

──いつかまた

あの縁側で

お前と──

離れた所で八京を待っていた角崎。

戻ってきた八京を外に誘い出し、どうだったと尋ねた。

スイの思っていた事を聞いたと告げた八京。
角崎が興味本位でこういう事をする人間ではないのになぜと問い返した。

それに対して、したいからと答える角崎は古い鍵を八京に見せた。

角崎がフランスで修業をしていた頃、最初に借りたおんぼろアパートの鍵。
取り壊しになった時にもらって、なんとなくずっと付けているというソレ。
初心忘るべからずと角崎は言う。

製菓学校で知り合って馬が合い、悪友みたいになった相手の話を始める角崎。

就職して別々の道で働いたけど、お互い本場で修業をしたかったらか向こうでルームシェアをする事になった。
けれどその相手の両親は、パティシエになる事を反対していた。
意地になったその人物は大喧嘩をして家を飛び出し、家族と全く連絡を取っていなかった。

でも留学で書類が必要になった時に一度だけ実家に連絡をした。
その時に一度でいいから発つ前に会いたいと母親に言われたが、その悪友は頑なに合わないままフランスに行った。

強がって意地になっているその友人に対して、角崎も別にどうこう言わなかった。

そしてフランスで無我夢中で働いて勉強をして半年が経った頃、悪友に母親の訃報が届いた。
癌だったらしい。

フランスで上手くいっていなかった事も影響し、ものすごく後悔して心を病んだ悪友。

「おれには才能もない」「お前みたいになれない」「お前には分からない」

そう言って去っていった悪友は、それ以降連絡も取れず生きているんだかどうしているんだか分からない。

そんな奴がいたって話、と笑う角崎に京水はそれはお前が悪いわけではないと慰めようとした。

そんな京水を笑って茶化しながら、角崎は言う。

もしかしたら、留学前に一言でも「帰ってやれ」と言ったら何かが変わっていたんじゃないか。

ifの話なんて
考えても仕方ないから
俺は好きじゃないけどね

──京くんには
後悔して欲しくないんだ

・・・まあ
これは俺の
超~勝手で
個人的な感情なんだけど☆

そんな角崎に、スイが考えていた事を知らなったから知れたのは良かったと思うと八京は言うのだった。

スイが鹿楓堂に戻ると、よれよれになった3人が居た。

お昼のピーク時間を過ぎても混雑が続く店内。
近くで講演会があった影響でお客がいつも以上に多かった。
てんやわんやになりながらも何とか回そうとしている所に、12人の団体客まで入ってくる。
大変な思いをしながらなんとかさばききった3人。

心配をするスイに、それでもいつも通りだったと笑った。

──でも
あとで
スイのお茶で
ひと息つきたい気分です。

甘いパンを作りたいぐれと、甘いモノは自分のフィールドだと反対をするつばき。

どこまでも平行線なときたかはある提案をした。

幼なじみや親せきとの面会や会社の飲み会が重なった一週間。
鹿楓堂を訪れた荒谷なつ芽は疲れ切っていた。

人の話を聞くのは嫌いではないが、こっちの話に踏み込まれても別に面白い話題も無い。
趣味も理解されないから話す気にならないし、恋愛事も興味がない。

みんな

何かと
自分と同じワクにはめないと
落ち着かないのかなと思う

決めつけられたり
心配されたりしてばかり──

・・・ここは
何も考えずに
ゆっくりできるからいい

そう思いながらメニューを見ていたなつ芽。

新たに店に入って来た遊んでそうなギャルを見て、ああいうタイプとは昔から縁がないと思うのだった。

そしてメニューを見て、フレンチトーストの大きいのを注文したなつ芽。
そんな彼女に、食パン半芹なので大きめだが大丈夫かとぐれは確認をする。

大きさを聞いて悩むなつ芽。
そんな彼女に、近くでメニューに悩んでいた先ほどのギャルはシェアをしませんかと提案するのだった。

今回注文されたフレンチトースト。
それは『ぐれのパンをつばきがアレンジして甘味を作る』というときたかによる合体の提案を受けて作られたものだった。

大きいフレンチトーストを食べて見たかったけど、思ったより大きそうで悩んでいたというギャル──竜島なつみ。
そんな彼女に自分も大きいのを食べたかったからいいよというなつ芽。
けれど、席を移動してきたなつみに対して、一緒に食べるの?分けるだけでよくないと心の中で思った。

そして運ばれてきた黒糖フレンチトースト極。

そのボリュームに驚きつつも感動したなつみは、写真を撮って良いかと断りを入れてからアクリルフィギュアをそっとフレンチトーストの横に置いた。

それを見たなつ芽に衝撃が走る。

「みっこりん」と思わず呟いたなつ芽に、なつみもまた反応をする。

それはアニメ、ハートリリック・プリモワールのキャラだった。

そこそこマイナーなのに互いに好きなことを知ったなつ芽となつみは盛り上がる。
2人が大きなフレンチトーストを選んだのも、6話でみっこりんが作ったものに似ていたからだった。

喜びながらフレンチトーストに舌鼓を打つ2人。

しみじみと嬉しいなとなつみは言う。

あたしさ

まわりにアニメの話できるコ
ぜんっぜんいなくて
誰とも話せなかったんだー

こーゆーの
たのしいね!

そう言って笑うなつみに、思わず吹き出してしまったなつ芽。

なつ芽は最初なつみを見た時、全く合わない人種だと勝手に思っていた。

私も決めつけていたみたい

ごめんね

そんななつ芽の言葉に、何のことか分からないなつみは不思議そうにするのだった。

感想

ぐれの『赤い柄ジャケ』『シャイニーな柄シャツ』『革パン』・・・と来てからの『デカいハーフ』っていうのにちょっと笑った。
本人までアイテムのように書かれてしまってるwww
っていうか、ぐれさんなら服装を何にしても目立つと思われる。

そしてまさかぐれさんのアートを理解する人が現れるとは・・・((((;゚Д゚))))
角崎さんは一体どういう感性をしているのか。。

八京さん、もっと感情の起伏が少なくて無表情な感じの人かと思ったけど
けっこう戸惑いの表情は見せるよね。
もっと嫌な感じの人かと思ったけど、あんがい可愛いなーと思い始めてきてしまった。

いや、たぶん普通にいい人そうだし。
スイが羨ましかったって言ったけど、八京もきっとスイの事が羨ましかったんだろうね。

角崎さんは軽そうでやっぱりいろいろちゃんと思う所があったんだね。
友人の事もずっとわだかまりを抱えながら生きていくのかな。
わりきりたいケド完全には割り切れない微妙な所なのかなー。
何か巻を追うごとに自分の中で八京と角崎さんの好感度が上がっていく。

合体技に笑ったwww
突如始まる別のマンガ感!
でも普通に美味しそう・・・。

半芹サイズのフレンチトーストをひとりで余裕で食べれると思ってつくったつばき君。
多分それは貴方とぐれさんぐらいだから。
普通はシェアばっかりになると思うよ。

っていうか、スイとときたかさんもその事ちゃんと教えてあげてー。

しっかしつばきくんはなんで太らないのか。。。

猫成分

★☆☆☆☆

そろそろまたきなこさんメインの話が来てもいいんじゃないですか?


次巻はこちら

→ ……coming soon……

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