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あれで鼻血が出せる雪代がスゴイって初めて思った『桃組プラス戦記19巻』ネタバレと感想

桃組プラス戦記19巻

桃組プラス戦記19巻 の表紙はぶっさいくなウサギの人形を抱いてたくさんの飴を持つ白霓。
いい感じにぶっ飛んだ涅人さんと過激な羊原君にハラハラしてたけれども、ラストの衝撃ですべてがどうでもよくなった19巻。

収録内容は

第八十七話 月正、約束ノ地ココニ。【白鬼の回想録】ノ章 其の十九
第八十八話 月正、約束ノ地ココニ。ノ章 其の二十
第八十九話 月正、約束ノ地ココニ。ノ章 其の二十一
第九十話  月正、約束ノ地ココニ。ノ章 其の二十二
第九十一話 月正、約束ノ地ココニ。ノ章 其の二十三



番外編 言の葉、オヤツ日和

前巻のお話はこちら → 『桃組プラス戦記18巻』のネタバレと感想

以下ネタバレあり

簡単あらすじ

子鬼達を殺さないで欲しい。祐喜も忘れていた白霓との約束はきちんと守られていた。けれど涅人は「声」に復讐をするために桃太郎に殺される事を望んでいた。それならばと現実に戻った祐喜に羊原は黄鬼戦を申し込んだ

詳細あらすじ

人にとっての英雄、鬼にとっての天敵。

そんな相手を突然目の前にした白霓は、今ここで残りの力をかけて桃太郎を殺せば自分の可愛い子鬼達は平穏暮らせると考えた。
けれど白霓がそれを実行に移す前に、祐喜は自ら貯水池に飛び込んでしまう。

それを見ていた白霓は何をやっているんだと、思わず残った力の全てをかけて祐喜を助けてしまった。

助けた祐喜は焦点の合っていない目をしてその場に倒れこんでしまう。
そもそもこんな時間に1人でどうしたと言うのだろうか。

親はどうしたと問う白霓に、やっと反応した祐喜は言う。

ずっと会いたくて、今日やっと母のもとに連れて行ってもらえた。
けれど見たのは、病院で沢山の管に繋がれて横たわる母の姿。

そして家の人は言った。

祐喜を守ってこうなった
それは名誉な事
祐喜を生んで守った母は英雄だと。

オレのせいだ、オレがいなければと繰り返す祐喜。
その心は死にかけていた。

最悪だ!

こんなのが・・・
桃太郎なんだっていうのか

こんな壊れかけのガキに
あいつらの命運は握られてるっていうのか

あいつらと何一つ変わらない

守られて
笑ってりゃいいはずの
子供一人に───

最悪だと涙を流す白霓。
そんな彼の姿を見た祐喜は、怒らずにいつもごめんねと言う叔父に似てお兄さんは優しいねと祐喜は言う。

そして2人は約束をした。

いつか・・・

君が出会う事になる
寂しくて
悲しい小鬼たちを

助けてやってくれ

あいつらを助けてやってくれ

殺す以外の方法を一緒に考えてやって欲しい
出来れば・・・
友達に・・・
なってやって欲しい

それさえ叶えてくれるなら
君は
オレが守る!

約束する

約束と共に「友達」になった白霓と祐喜。
白霓は消える寸前で桃太郎の中に迎え入れられ、消失を免れた。

約束通り、白霓は毎日心のトゲを狩りまくった。
そのお陰でぐんぐんと祐喜は元気になっていく。

この時の出来事を覚えていなかった祐喜だったけれど、成長した紅たちに会った祐喜はきちんと白霓との約束を守ってくれた。
それが無意識でも偶然でも構わず、根底にある約束が果たされ続ける限り白霓は全力で祐喜を守る。
「初めての友達」との最初の最後の約束だから。

話を聞いて友達というより保護者のようだと言う羊原に、白霓は今後は羊原の番だと告げる。

桃太郎と契約をした「金色羊」で「黄の鬼」の羊原の目的は何なのか。

その問に祐喜をはちゃめちゃに幸せにしたいという羊原。
言葉と行動が伴っていない羊原に、白霓は頭を抱えた。

そして、白霓との「約束」がある限り祐喜が鬼を殺せないのは困ったと羊原は呟くのだった。

咲羽達に自分の事を話していた涅人。

彼は、兄から白鬼の役目を渡されてからずっと知らない世界に迷い込んだみたいだったと語った。

好きじゃない味のアイスが出てきたり、読んでもいない本の感想を聞かれたり。
兄を忘れた世界は、それでも止まらず毎日毎日普通に回っていく。

兄はもう隣にもどこにもいないのに・・・。

そして涅人は、桃太郎に殺されたいと言う。
それが「黒の鬼」のクリア条件だ、と。

「声」の依代が涅人だけになって10年以上。
ずっとずっと観察してきた涅人は、正月からしばらくの間「声」が自分の中からいなくなるのに気づいた。

僕が一番憎いのは

君達お供の3匹でも
鬼の天敵桃太郎でもない

僕から兄を奪った「声」だ

だから「あいつが一番みたいだろう「黒鬼vs桃太郎」の戦い」で
「黒鬼が抵抗もせず殺されて」
「桃太郎の呪いがあっさり解ける」

そして───
黒鬼が死ねば役目はもう一度反転して
兄が白鬼の座に復活する

これが僕に出来る
「声」への最高の復讐なんだよ

そう語る涅人は、クリアの順に関係は無いから黒鬼クリアの後は黄色鬼がすぐに呪いを解いてくれる手はずだと告げる。
けれど雪代は祐喜が良しとするはずが無いと反論した。

そんな事は涅人も承知していたこと。
だから体だけ貸してもらうんだと、副会長に操られた祐喜の身体は涅人に向かって巨大な鋏を構えるのだった。

その様子を、封じられた白霓の身体を通してみていた祐喜。

夢の中で会長の言葉に驚いて飛び起きた後、あちらが現実であることに気付いた。

帰らないとと襖を開けた祐喜は、一面海に囲われているのを目の当たりにして驚く。
そんな祐喜に夢の中の咲羽は言う。

ここでは望めば何だって叶う
戦いも呪いも全部忘れて
ここで俺らと一緒にいればいい、と。

けれど本当の咲羽達はそんな事は言わない。
決して戦うなとは言わず、祐喜が間違っていない限りやりたいようにやらせてくれる。

祐喜のために考えて、見守って、支えて、一緒に戦ってくれる皆の元に帰ると宣言した祐喜。

一面の海に映る空を見て、海を「海」に変えると海に祐喜は飛び込んだ。
そしてここは「空」だと強く念じ、それが実現する。

空へと向かって落ちる際、いつか見た「約束」「だいじ」と書かれた巨大なロボットを目にした。
手を伸ばしてそれに触れると、流れ込んできたのは白霓との約束の記憶。

こんな大事な事を忘れていたと嘆く祐喜のもとへ、白霓がやってきた。
「約束」さえちゃんとあればいいと白霓は言うが、祐喜が気にしていたのは「初めての友達」を忘れていた事だった。

オレはちゃんと覚えているという白霓に、もう忘れたくないと祐喜は言う。

頼りないけど・・・
人を信じる事が出来る君を
尊敬してる

初めての友達が
桃太郎で良かった

とか

オレが言うと思ったか
クソガキー!!
さっさと戻れやー!!

と強引に祐喜を現実へと送り出した白霓。
どんどん遠くなる祐喜の姿に、可愛い子鬼たちによろしくなと告げるのだった。

現実へと戻った祐喜は、涅人の願いを知っているが白霓との約束があるから殺すことは出来ないと涅人に伝えた。

「消えた」だけで「消滅した」気配のなかった白霓。
それがずっと桃太郎の中にいた事を涅人は初めて知った。

自分たちを守るためにそんな約束をした白霓に勝手な人だと怒った涅人は、双子だから自分も好きにさせてもらうと宣言をする。
かならず白霓をこちらに連れ戻す。
それが出来るのは自分だけだと言う涅人に、現実に戻ってきた羊原が提案があると告げた。

先に「黄」鬼戦をやってもらえませんかという羊原は、隠していた鬼の角を見せる。
そして「黄」のオレ達二人と、と羊原と副会長は手を握り合うのだった。

祐喜の心の中の大切なものをしまっておくエリア。
そこに置かれた「約束」の側には、羊原と契約した時の玉があった。

あの玉には、桃太郎二人分の運命が圧縮されているため、割れたら大爆発して隣の「約束」を巻き込んで吹き飛ぶ。
そうして「約束」を壊してしまえば祐喜が涅人を殺せるようになると考えた羊原。

桃園君は
僕を受け入れる事の出来た
唯一無二の友達だ

何が何でも全部の鬼に勝って
呪いを解いて欲しい

なのに君は
あんまり自分の命を
大事には思っていない

だから力づくで行く事にしたという羊原は、「だるまさんがころんだ」をクリア条件にしたのだった。

勝負は一回戦のみ。
全員捕まるか、切られても最後に誰かにタッチ出来れば黄鬼の勝ち。
一人でも鬼にたどり着き切った後、逃げきれれば桃太郎の勝ち。

副会長が鬼を務め、羊の毛糸が張り巡らされた中でスタートした「だるまさんがころんだ」。
毛糸に付けられた「罠玉」の妨害を受け、雅彦と雪代がつかまってしまう。

捕まった雪代に涅人が問う。

黄鬼が勝てば黒鬼を殺せるようになる。それは全ての呪いが解ける、君達の悲願なんじゃないか、と。
けれど雪代はそれを否定した。

あなた方がどんな事情で
何を望もうと
私の心で触れ動くことはありませんわ

でも・・・
祐喜様がどう思い
何を望まれるかは
・・・大事ですの
とても。

それをお守したいだけ

その言葉を聞いていた羊原は

そこがオレ達と君達の違いだねぇぇ~~

と呟くのだった。

咲羽が毛糸に捕らわれた際に思わず喋ってしまった祐喜だったが、咲羽がニセのローカルルール「チェンジ」を言いだして代わりに咲羽がつかまる事になった。
残る祐喜に鬼美が鋏になったのはこの戦いのためだと言い残した咲羽。

それを聞いた祐喜は、じっと副会長を観察する。

目を除いては羊原と全く正反対の副会長。
ふと、一族全員モコモコで黒髪ストレートに憧れていると羊原が言っていた事を思い出した。
しかも前に一度会っているのに初対面だと言われた事もある。
そして顔にある傷から血は出ていない。

その事からある可能性に気付いた祐喜。

次のターンで一気に副会長との距離を縮めた祐喜は、副会長を操る糸を切った。

副会長は羊原が作った「人形」だったのだ。

羊原が理想を詰め込んで作った人形。
意識の入れ替えも可能で、たまたまそれで遊んでいる時に祐喜と遭遇したと羊原は言う。

そんな話をしている横で、倒れたはずの副会長が「ストップ」と言って起き上がり、五歩祐喜の方に近付いてきた。
けれどその手は祐喜に触れる前に再び倒れてしまった。

「切る」

刃物で物を分ける事───

「髪」

「紙」

「糸」

「花」

「枝」

「火蓋」

「堰」

「縁」────

勝った?と喜びかけた祐喜の背中を、咲羽の爪が貫いた。

驚く祐喜に羊原は言う。

鬼が来るとされる鬼門の方角は「丑寅」

その対極に位置しているのが申、酉、戌

だからこそ
桃太郎のお供に選ばれ
鬼と戦う

でも鬼門の正確な
対極に位置しているのは
未と申───

人形の彼は鬼じゃない

最初から黄の鬼は
オレと咲羽君の二人

鬼門の対極にある
もう一つの鬼門

「裏鬼門」

オレたちは
「裏鬼門」の鬼だよ

感想

えぇええ?
ちょっと衝撃過ぎて言葉にならない・・・。

いや、あのさあ?
ラッキーアイテム黄金羊と黄鬼が兼任なのはまあいいとして・・・
獣基と鬼が兼任なのってアリなの??

だって鬼の家系って血によって引き継がれるんだよね?
って事は代々猿の家が獣基と黄鬼を兼任してたってこと??
それとも、猿が黄鬼として覚醒するには何か条件があるってこと???

まあ、確かに「鬼門(丑寅)と対極の位置に申酉戌があるから、桃太郎のお供は猿鳥犬なのよー」って話聞くたびに、若干ずれてるじゃん!
って思ったりもしましたけれども。
だからってこの状況はえぇぇ・・・ってなる。

祐喜が切っちゃったからこんなことになったのかなぁ。
でも獣基の血があるから致命傷には至ってないって思いたいけれどもどうだろう???

いろいろ続きが気になりすぎてもうどうしようもない。

・・・っていうか、「だるまさんがころんだ」には勝利したんだからクリアなんじゃないの???

しかも羊原君が言っていた「オレ達と君達の違い」って「鬼サイド」と「獣基たち」の違いだと思ってたケド・・・
「羊原&咲羽」と「雪代&雅彦」って事????
祐喜の意思は無視して生き延びさせたい組vs祐喜の心ごとちゃんと守りたい組??

そしてこんなシリアスな中で主人公が「おっぱい」しか言えなくなる番外編を持ってくるってどういう事ですか!?
餅はのどに詰まらないように気をつけましょうね!としか言えない・・・

猫成分

☆☆☆☆☆

(´・ω・`)


次巻はこちら

→ ……coming soon……

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